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【#036】南アフリカでの教訓🇿🇦

南アフリカへ出張へ行ったが、当たり前ではあるが治安面でシンガポールとは大きな差があった。
改めて気を引き締めないといけないと思わされた経験があったため、今後の教訓までに3点残しておきたい。

教訓①:パスポートは移動時に携帯!、最低限の現金は持ち歩く!(米ドルがベターか)、強気に出ない&抵抗しない!、交渉は外国人ではなく現地人がやる!

南アフリカ上陸後、3日目の朝。ホテルから移動中、検問に引っかかった。
パトカーが3、4台道路沿いに停まっており、警察の服を着た男性複数名が我々の乗る車に対して、道路沿いに寄れというジェスチャーをした。
その際、嫌な予感がしたのを今でも覚えている。

助手席の窓から、ガタイの良い黒人が唐突にパスポートを見せろと要求してきた。
まず助手席の日本人がパスポートを見せたところ、あるページを指さして「Expireだ (期限切れ)」と連呼していた。
その方はあまり英語が話せなかったため、私が変わりに対応したところ、どうやら南アフリカ入国時のスタンプの日付が間違っていると指摘していた。
ただ、他のスタンプを指して難癖をつけようとしているのにすぐに気づいたため、正しい入国時のスタンプを見せて、納得してもらった。
そして、私含め他のメンバーも順番にパスポートを確認してもらい、OKをもらった後は、車に戻って中から出るなと指示があった。
しかし、メンバーの一人はホテルにパスポートを置いてきており、他のIDカードを見せた。
すると急に黒人男性は大きな声を出して怒り出し、パスポートがないことを理由にその日本人男性の首根っこをつかんで、車の後ろへ強制連行した。
我々は、PCやスマホを開いてその日本人男性のパスポートPDFを見せようとしたが、頭ごなしに拒否され、車から一歩も出るなと怒鳴られた。

どうにもならなかったので、黒人のドライバーに何とか彼らを説得してくれないかお願いした。
ドライバーは「任せてくれ」と勢いよく外に出ていき、警察官と激しい口論になった(現地語で何を話しているのかは分からなかったが)。
そして、ドライバーは車に戻ってきたが、警察官の話していることに全く納得がいかず、憤っているのがすぐにわかった。
彼らの要求は、やはりお金であった。いくら要求されているのかと聞くと、南アフリカの通貨でも他でもなく、250米ドル現金。
皆が理不尽だと感じていたが、たまたまメンバーの一人が米ドルを持ち合わせており、支払うことですぐにコンセンサスが取れた。
支払い後、何とか開放してもらった。



教訓②:「たびれじ」に登録してすぐに情報を手に入れられるように!

南アフリカ出張前に、現地の最新情報をすぐに取得できるようにするために、あらかじめ「たびれじ」に登録していった。
そして、出張中のある日、市内中心部あら少し離れた街のモールで武装強盗が宝石店に押し入り、発砲事件があったという速報がWhatsAppで入ってきた。
ヨハネスバーグ市内でも、サンドトンと言われる治安がある程度良いとされるエリアのホテルに泊まっており、そのエリアにあるモールを歩いたが、
銃をもった警備員が配置されており、少しほっとできる空間かもしれないと感じたが、銃撃事件のニュースを知ってからは改めて油断は禁物だと思わされた。


教訓③:アジア人は目立つ!高価なものは身に着けて出歩かない、赤信号でも気を抜かない!

南アフリカでは黒人、白人が多く、アジア系はとても目立つ。また、彼らからすると見分けがつきにくいのか中国人と勘違いされやすい。
実際、すれ違った際にニーハオと数回声をかけられた。
さて、南アフリカは貧富の差がとても激しいため、スーツ姿の日本人が時計をしてスマホ片手に外を出歩いていると、すぐに標的にされてしまう。
また、同じ黒人ドライバーでも、少し郊外の道路の赤信号で停車中に、「このエリアは危険だからあまり長い間停車したくない」と話していたのが印象深かった。


さて、上記のような少し怖い経験をしつつも、おいしい肉料理、広大な荒野、トラやサイなどの野生動物、サファリ、人生初のプライベートジェット移動など、
そこでしか経験できないことも多数あった。
特に、サファリパークなどでアフリカの広大な大地でノビノビと住んでいる動物たちを見れる機会などそうそうないので、いつか機会があればみんなで行ってみたいな。

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