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愛とエゴとエゴラッピン

始発のプラットフォームを感情で支配しようとすんな。
短絡的な方法で暗い欲望を満たすのは、とんだ理想主義者。
頭部死球で色を失った街。
ラーメンと珈琲が不味いので廃れることは初めから決まっていた。
けれど皆はあの死球のせいだと言い続ける。
エレファスゾウカブトの交尾のBGMに、
エゴラッピンのサイコアナルシスを捧げる。
珍しく派手な曲だろう。
真っ二つに割れたお前をさらに十六等分するのがこっちの仕事だ。
そこの青酸カリ飲めよ。一息にぐっと。ほら。それともミルクに溶かしてやろうか。
週末にまとめて回す予定の洗濯物が異様な臭いを放ち始める。
所有者のいなくなった部屋に相も変わらず差し込む西日。
腹痛でうずくまって電車を見送っているうちに日が暮れた。
いつだって群衆が全てを台無しにする。
あの子は元々、ラッキーが口癖の女の子だったんだ。

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