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そもそも、なんで独立したいんだろう

マガジン「小野寺設計店」1回目の投稿ということで、そもそものことを考えてみようかと思う。

なんで独立したいか。

小さい頃から、漠然と「独立=自由」だと考えていた。「自由」に対する憧れがあった。不自由であったわけでもないのに、そんなことを考えていたのだ。ロックンロールのせいである。

自由に対する憧れは、いまだに持っている気もする。いま勤めている会社はフレックスで、コワーキングスペースでの仕事も認められており、働き方は自由だ。そのことに喜びを感じている。

じゃあ、独立しなくても自由なんだから、わざわざリスクを冒して独立しなくてもいいじゃないかと。「独立=自由」が必ずしも正しいのかと。

ということは、きっと、自由を求めているから独立をしたいのではないんだな。

いまの会社でも、自分で考えて、自分で図面を描いている。社内のルールや仕様はあるけど、設計をしたいという夢はもう叶っている。夢を、つづけるだけだ。

だからたぶん、なんで独立したいかって、恐る恐る言葉にしてみると、そんな難しい話ではなく、いまのところ、ただ「やってみたい」って、それだけのことなのかもしれない。好奇心。

独立してみたい。俺は、建築家になりたい。

それだけのことなのかもしれないけど、なんか、尊いような、大事にしたいような。

いまは自分だけでハンドルを握っているわけではなくて、みんなで交代しながらハンドルを握っているような。それは、なんかバンドワゴン的な楽しさがあって、やりがいもある。

でもいつか、自分の好きな車で、自分がハンドルを握って、自分の行きたいところに行ってみたいのかもしれない。

それはそれで、やっぱり尊いことのように思う。

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