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サウサンプトンを調べてみる

2021/08/11現在

◆加入◆

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◆放出◆

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■イングスの退団

まずセインツのこれまでの移籍市場を振り返る上で外せないのはイングスの退団ですね。彼とセインツとの契約交渉は昨年末辺りからずっと上手くいっていない旨の報道が出続けていました。イングスは年齢的にキャリアがそこまで長くないということもあり、CLに出られるチームへの移籍を希望しており最後の最後まで契約延長の意思はなかったようです。
残念ながら同時期にケイン等、大型選手が市場に出回ったことも運悪くCL権を得ているチームからの声はかかりませんでした。
その中でイングスに興味を示したのはアストンヴィラであり、イングス自身もこのチームならセインツよりは上を目指せると踏んだのか、結果的に退団という運びになりました。

セインツとしてみると彼の退団は相当痛いはずです。100試合で46ゴールを決めた大エースの放出は即ち、大幅な得点力の低下を意味していますからね。
しかしセインツにとって幸いだったのはしっかりと移籍金を残してくれたこと、元々退団が予定されていたので戦力補充に充てる余裕があったことです




■新エース候補の獲得


イングスの退団に伴い新たな得点源が必要となったセインツが白羽の矢を立てたのはブラックバーン所属のアダム・アームストロングでした。
20-21シーズンのチャンピオンシップでブレントフォードのトニーに次ぐ28ゴールを挙げており得点力に長けた選手を獲得しました。

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アームストロングは典型的なボックスストライカータイプで、基本的にはシュートを打たせてなんぼといった選手です。能力的にはプレミアリーグでも2桁は狙える選手です。ただ、セインツに嵌るかは不透明です。


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こちらはセインツの20-21シーズンのスタッツですが、やみくもにプレッシングをするだけのチームではなく、ボールを保持するときはしっかりと保持し、ビルドアップからの攻撃も行うチームです。その中でカギになっていたのはイングス。
彼はCFでありながら起用に降りてきて中央のスペースを創り出すプレーが非常に巧く、基準点でありながらもチャンスメイクもゴールゲッターにもなれるスーパーな選手でした。勿論アームストロングにもそのプレーが出来る可能性がないとは言いませんが、前線の質落ちは否めないです。

■ロマン・ペローの獲得

バートランドの退団に伴い新たにブレストからロマン・ペローを獲得してきました。この選手は以前私の質問箱に質問を頂いた選手でして、改めて質問した方の目の付け所が素晴らしいなと思いますね。


詳細はこのツイートにあるので参照してください。
彼の最大の持ち味は攻守にあふれる積極性です。ハイプレスを好むセインツにはピッタリの選手であり、この選手は個人的に注目したい選手です。
今夏のオリンピックの招集も断り、セインツで一日も早く適応すると意気込むその姿勢や、プレースタイル的にもアーセナルのティアニーを彷彿とさせる選手なのでグーナーの方は好意的に見るべき選手かもしれません(笑)
リーズ、ウエストハム、ニューカッスルからも関心を寄せられていましたが本人の意思でセインツに加入したようで、これには昨年までチームメイトだったディアロの存在も関わっているようです。


後はチェルシーからローン加入となったアルマンド・ブロヤにも注目です
彼はチェルシーユース卒の選手であり、昨シーズンはローン先のフィテッセで活躍し、先月チェルシーと新たに5年の契約延長を締結しました
チェルシーは今夏、ルカクの加入によりブロヤの出場機会がほぼ無くなることを見越しローン先を探しており、アンデルレヒト等が噂に挙がっていたもののセインツでのローンに決まりました。これには今夏のセインツがチェルシーユース卒のリブラメントを獲得した事が背景にあるようで、その購買実績とブロヤ自身もチームメイトが居るということでコミュニケーション面も考慮してのローンのようですね。契約年数的にも、契約延長時にグラノフスカヤが出てきていることからもチェルシーは彼を将来的な戦力として見ていることは間違いないようなので、基本的には買い取りは無しのシーズンローンになるはずです。


今季の目標は恐らく1桁順位といったところだとは思いますが、エースが抜けた穴は大きすぎると現時点では言わざるを得ません。個人的にはハイプレス一辺倒で押してこそのチームだと思うので、過密日程になるボクシングデーまででどこまで勝ち点を積み上げられるかがカギになってきそうです。


参照


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