見出し画像

My mindsets

ティーチングやコーチングの現場で、またTwitterや社内Slackで幾度となく同じことを繰り返して発言しているような気がしたので、これは自分のマインドセットなのだなと感じたので、言語化して残します。


スピードが量を、量が質を、質がスピードを担保する

画像1

「量より質」や「質とスピードは二律背反」などという言葉がありますが、強く違和感を覚えるので、なぜだろうと考えたときに出てきたのが、上の言葉です。

どんな世界でも、質を高めるには、圧倒的な量のアウトプットとその正しい繰り返しによる試行錯誤が必要だと思います。
そして圧倒的な量をアウトプットするには、まず個別の作業や動きのスピードをあげる必要があります。

この「スピードが作り出す量、それに基づく質の改善」は、作り出された質により次のアウトプットでの試行錯誤が減ります。という意味で、質がまたスピードを担保します。
こうして再帰による自己強化ループに入っていき、相対的に優れたものへと進化していきます。

これを、質や量からスタートすると、そもそもループに入れません

なので、一番大事なのはスピードだと考えます。


アイディエーション

画像2

1940 年に出版されたジェームス・W・ヤング「アイデアのつくり方」では、アイデアのことを「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」と定義しています。あるいは「まだ誰も見たことがないものを創出するのではなく、誰もが知っているものをいかに組み合わせるかがアイデアである」とも言います。

アイデアを出すこととは、すでにこの世に存在しているものの探索であり、再発見であると考えます。

だとしたら、フォーカスすべきなのは答えではなく、問いですね。

“If I were given one hour to save the planet, I would spend 59 minutes defining the problem and one minute resolving it.”
「私は地球を救うために1時間の時間を与えられたとしたら、59 分を 問題の定義に使い、1分を解決策の策定に使うだろう」
ーアルバート・アインシュタイン


レビューは受ければ受けるほど得。対象物を無料で磨ける

画像3

レビューの認識
☓ ダメ出し😣
○ タダで視点をプラスしてくれてる!😄

レビューをダメ出しだと認識しているマインドセットの場合、
傷つきたくないから自己防衛本能がはたらくので、レビューを受けないことが自己正当化されてしまいます。

レビューされたことは指示だから、全て対応しなければ、というマインドセットの場合、
対応で時間とられてしまうの辛いから自己防衛本能がはたらくので、レビューを受けないことが自己正当化されてしまいます。

どちらも辛い未来しかない。

どう克服するか?
レビューを「一旦受け入れない」と決めたらいいのではないでしょうか。
受け入れるかどうかは自分が決める。とすれば、その場で反応しなくてもよくなります。

「いったんこう思うけど、ちょっと考えさせて、と一呼吸おく。」

その上で冷静になって、追加すべき点があるかどうか判断すればよいです。


自己愛ではなく自負としてのプライドを持つ

画像4

ダニエル・カーネマンのファスト&スローに述べられるように、
人間には、速い思考(システム1)と遅い思考(システム2)があり、
速い思考では感情ベースで動いてしまいますが、遅い思考ではロジカルに動けます。

対策としては、システム1をロジカルに高速にするのは無理なので、システム1を切るトレーニングをします。

システム1は自己愛に繋がっています。
「私は優れているのだ、優れているのに私に文句してくれるな。」
これはプライドのようでプライドではないです。自己愛による甘えですね。

自己愛を自負という意味のプライドに置き換えると良いかと思います。

「こういう否定がありそうだ、だとしたらこういう返答をするんだ」と決めて置くことです。「私はあなたの5倍考えている。だからあなたからの指摘事項など、すでに通過しているが、指摘させてやるぞ」という心持ちでいられるまで、自分を高めることです。

もしそれができないなら、行動が足らないんですよね


歴史に学ぶ、先人の知恵をかりてその上に登る

画像5

歴史に学ぶことで、失敗を実際に経験することなく、その失敗を避けることができます。
歴史が循環していることを知り、そこから何らかの法則や示唆を得ることができます。

定跡は何故存在するのか?
人の心理は過去も昔も大きくは変わらないからです。
「自分の思いつくことなどすでに過去に同じ思索を巡らせた人がいるはず」と謙虚になり、その思索を借りてもう一つ上の思索を重ねることが大事だと考えます。

失敗したならば、それは過去のどの過ちと同じだったかを客観的に理解することができるという意味でも、歴史を学ぶことに意義があります。

過去の過ちやタブーについては、蓋をして見ないということも危険です。

ナチスドイツの選民思想とプロパガンダ。
同じ方法を使われると、人は抗うことができません。
彼らの存在が「タブー」なのではありません。
人間の認知のバグが「タブー」であり、それをうまく活用した彼らのような手法に、「注意」すべきなのです。
「タブー」としてフタをすることで、出てきたときに「注意」ができなくなる。それを危惧します。
抗うには、歴史を学んで、どこかで気づくほかないのです。


自分の思いつくことなど世界で同時に10人思いついている。実行あるのみ。

画像6

歴史を正しく学べば、私たちが思いつくようなことは、ほぼ考えつくされていることに気づくことができます。
だいたいの「新しいアイデア」は、過去にすでに誰かが深く追究したうえで、採用されなかった捨て案です。
その劣化コピーですら、10人同時におもいついている。何が重要か。
実行することだと思います。


実行にうつせば上位3割、実行を継続するだけで上位5%

画像7

行動力が大事、と言われます。
具体的に数値で示される場合もあり、だいたいが

行動を継続している=5%
実際に行動している=25%
・したいと言っているが行動しない=70%

のような割合が示されています。
さらにこの下に「したいとも思わない」その他大勢の人たちがいます。


それは目的か?手段か?願望か?強要か?

画像8

手段が目的化していないかは常にチェックします。

仕組みをつくろう!というのは、「その仕組みに沿う」という行動につながる、手段の目的化ですね。。
仕組みをつくる発想の元となった問題があり、その対応として定型化・標準化という構造であれば、元の問題は何だったか?に意識が必要です。

願望を強要と受け取るのもつらいですね。
うけとったら一旦、ひと呼吸おく。というのは大事ですね。



この記事が参加している募集

習慣にしていること

よろしければサポートお願いします!