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世界最大の印刷機材展 ⅾrupa に参加してきました!!!①

皆さん!こんにちは!!!

2024年5月28日から、世界最大の印刷業界の見本市・展示会であるdrupa(ドゥルッパ)が開かれました!

前回はコロナの影響でオンライン開催だったため、リアル会場は8年ぶりです✨

drupaとは???

ドイツで4年に一度開催される世界最大の印刷業界の見本市・展示会
drupa2024では、様々な印刷セブメント向けの自動化技術を体験することが可能

会場はこんな感じです


そして今回、当社CEOの岡本幸憲とBSチームの岡本知也のW岡本が参加してきました!!!(別々の参加ですが(笑))


登壇している幸憲さん


今回はdrupaに参加したグーフ社員、岡本知也さん(以下:知也さん)にインタビューしました!!!

普段は当社パートナーのソフトウェアを導入してくださった企業のカスタマーサポートやテクニカルサポートをしている知也さんから見て感じた印刷業界の現状や可能性についてたくさん語っていただきました!!!


ーーー知也さん!!早速、drupaについてお伺いしていきます!!よろしくお願いします!


知也さん:よろしくお願いします!!!インタビューで約2時間も予定をおさえられてるとか、コェ~~~~~😱 何聞かれるんだろう、、、

ーーーー(笑)(笑)(笑)たくさん聞かせていただきます!
根ほり葉ほり😏それでは早速いきますよ!!!

初めての海外出張という事でしたが、どういった目的をもって、このdrupaに参加されましたか?


知也さん:今回の参加目的はメッセ・デュッセルドルフ・ジャパン主催のツアーに参加している日本企業様にOneVision社のテクノロジーをご紹介することでした!

ただ、海外自体が初めてで、それがいきなり出張でしかも一人、、、。
また、英語もあまり得意ではないため出張の前半は、建物に辿りつけるか、、、プレゼンで熱意を伝えられるか、、など緊張・不安ばかり感じていました(笑)


プレゼン終了後は、その他のブースを見る時間があったので、印刷機やソフトウェアなどの知見を深めることを目的に積極的に見て回りました!おかげで、1週間で12万歩も歩いちゃいましたよ(笑)

ーーーー初海外で一人は緊張しますね(笑)私だったら絶対小鹿のように足ががくがくふるえちゃいます(笑)あと、12万歩ってなんですか!報告聞いたとき、びっくりしましたよ(笑)

知也さん:そうなんですよ!めちゃくちゃ広くてとても一人で見切る事は出来ません!!!東京ビックサイトの展示会も東棟・西棟のようにブースが分かれていますよね?drupaではそれが18個もあるんです!めちゃくちゃ広いんです!!!!


ーーーーそんなに広いんですか!ビックサイトの展示会ですら、足が痛くなっちゃうのに、、、、(笑)

知也さん:はい(笑)だから今回は的を絞っていろいろなものを見てきたので、それについて感じたことをお伝えできればなと思います。

ーーーーはい!よろしくお願いします!では今回は、①drupa全体の印象 
➁印刷領域ごとの印象 ③中国企業への印象 ④サステナビリティへの印象
この4つに絞ってお聞きしていきます🔥


①今回開催されるdrupa2024のテーマは「We create the future」です。将来性を感じた部分はありましたか?


知也さん:正直にいうと、未来感はそこまで感じませんでした。
基本的には自社の新しい製品を紹介している感じです。自動化・最適化・デジタル化には昔から業界全体が積極的に取り組んでいるチャレンジではあったので、そこに目新しさがあるかというとそこまでありませんでした。だいぶ成熟してきているなぁ~という感じです。

ーーーーそうなんですね!成熟してきているというのは具体的にどのようなことでしょうか?

知也さん:例えば、メーカーはメーカーで機械+ソフトウェア(自社・他社)を構築して販売しています。単に機械のみを売るのではなく、自社の機械をいかに効率的に回すかという点で仕組みを構築していました。


ーーーーなるほど、、、。メーカーはもう機械のみを売る構造を脱してきているんですね。では、ソフトウェアのみのブースはほぼ無かったのでしょうか?

知也さん:展示数は確かに少なかったですが、ソフトウェアの展示もありますよ!ただ、MISやRPAなどのようなハードを動かすための効率化ソフトやデータ生成などはほとんど見ませんでした。ここは前回のdrupaとは大きく異なっていました。

ーーーーでは、ソフトウェア領域では現在はどのようなものが展示されているのですか?

知也さん:印刷ジョブをどれだけ効率的にまとめるか、このジョブを動かすために必要な金額をすぐに提示するなど、印刷というサービスを動かすためのソフトウェアにシフトしていました。

その他にも例えば1つの素材をベースにして、AIが商品の大きさに合わせて自動的にデザインレイアウトを提案するサービスなど、ブランドオーナーやクリエイター向けのソフトウェアも多数展示されていました。

どれも印刷を1つのサービスとして意識し、印刷サービスを利用しやすく、かつ効率的に回すにはどうするかに着目しているように感じました。


ーーーーつまり、メーカーは自社の機械を効率的に回すソフトウェアの構築、つまり印刷製造の効率化を進め、ソフトウェア領域は、印刷サービスをブランドオーナーが利用しやすい印刷サービスの構築をしているということですか?

従来の主流
今回のdrupaの特徴


知也さん
:そうです!印刷は“ものづくり”という既成概念が強く、機械の性能が重要視されやすいです。しかし、印刷は単なるモノづくりではなく、ブランドオーナーが伝えたい想いを形にして届けるというサービスなんです。

機械の効率化・性能向上だけでなく、「発注者から入稿まで」、「入稿からジョブの仕分けまで」という印刷される前段階の部分を最適化していくことが印刷サービスにおいて非常に重要だと思います。

グーフも品質などが保たれるのであれば機械に特別なこだわりはありません。それよりも、プリントメディアをより良いものにしていくために印刷サービスのインフラ構築が重要だと考えています。

今回のⅾrupaではソフトウェアの重要性に改めて気付かされました。




➁ありがとうございます。それでは、印刷領域ごとにさらに詳しくお話を伺わせてください!


ーーーーまず、ハード領域においてはどのような印象を抱きましたか?

知也さん:ハードにおいては“大きい” “速い”。この2点を謳っている企業が多かったです。日本の印刷工場は比較的そこまで大きい工場は多くないので、導入するだけでもコストや場所で一苦労すると思います。

それを実際に使うとしたらどれだけの仕事が必要?
そこまでの性能が必要なところはどれくらいある?
利益を得られる仕事はどれだろう?

と色々疑問が浮かびました。


ーーーー確かにすごく大きいですね!フォルムや見た目はすごくかっこいいですが(笑)

知也さん:この機械を導入しただけで、工場の一部のフロアが埋まっちゃうんじゃないかと思うほど大きいです。(笑)また、近年では多品種小ロットの需要が高いので、そのデータを扱うソフトウェア領域も考えなければいけません。それほど大規模の印刷機を回し続ける環境をまず作らないと導入は難しいと感じました。

ーーーーやはり、結局はソフトウェアなんですね。その他、製本機等で面白い発見はありましたか?

知也さん:そうですね、製本機でいえばHorizonさんがUltimate TechnoGraphics社のソフトウェアを使用して印刷データをフォルダーに入れるだけで全自動する機械がありました。今回は自動化フローのエントリーモデルという事で1時間180冊程度なので、そこまで早くはないですが、

今後、人はいらなくなるのでは?

という可能性を感じました。

ソフトウェア領域に関しては、先ほども言ったように、より広いトータルソリューションを扱う印刷という “サービス” を動かすためのソフトが多かったです。このサービスという視点は非常に重要だと感じています。  
 



今回は①drupa全体の印象 ➁印刷領域ごとの印象についてのインタビュー記事をお届けしました!

あくまでも、この記事は知也さんの個人的感想ですが、読んでいただいた皆様の理解促進に繋がれば嬉しいです✨

私もインタビューしたことで理解が深まり、とても楽しいです!
また立場や経験などによっても感じ方は変わってくると思うので、これを読んでどう感じたかをアウトプットしてみてください!

私は幸憲さんと知也さんのレポートを読んで、考え方の違い等を発見してみたいと思います😆

③中国企業への印象 ④サステナビリティへの印象については、後半戦へ✨










   


   




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