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素敵な在宅医療・介護

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#訪問診療

容体が急変→救急搬送とは限らない!介護を通してわかった看取り方とは?

一般病院は「病気を治療するところ」昨年の10月、血糖値が800を超え(正常値は80~110未満)緊急入院となった姑。一時は死の淵をさまよいましたが、治療の甲斐あって、退院できました。 姑は入院の数日前、癌の末期とわかり、余命宣告も受けたところでした。 退院前に担当医師から話がありました。 「異常に高くなっていた血糖値は、正常とまでは言えませんが、何とか(死なない程度まで)下げることができました。」 「残念ながら癌の進行を止めることはできません。抗がん剤治療をしたとしても

だから在宅医療はやめられない

私の仕事は田舎の町医者です。元々は消化器内科医として大学病院や総合病院に勤務していた時期もありましたが、今は専門に限らず基本的には患者さんに相談されればどんなことでも対応しています。 平日の午後には患者さんのご自宅や老人施設へ出向く訪問診療もしています。そこで診ているのは認知症や慢性疾患の高齢者の患者さんがほとんどですが、時には神経難病や末期癌の患者さんを診ることもあり、だいたい年間5〜6名の方を在宅でお看取りしています。 訪問診療を行う開業医はあまり多くはありません。そ

育てたい!在宅医療を担う看護師

医療デザイン Key Person Interview :医療法人 綾正会 かわべクリニック 看護師 川邉 綾香 人口50万人の大阪府東大阪市は、大阪中心街に近くベッドタウンとして栄えてきた。看護師の川邉綾香が、医師である夫・正和とともに「かわべクリニック」を開院した2015年、地元には在宅医療に特化したクリニックは少なかった。 自宅で最期を迎えたい人たちの助けになりたい。川邉は大病院の救急病棟でもキャリアを積み、現在は在宅医療の前線で活躍している。 さらに在宅医療の中

どんなクリニックで在宅医療のトレーニングをするべきでしょうか

こんにちは!訪問診療のクリニックを経営している利確と申します!どのような記事か、時間がない人に向けて3行で説明いたします。 「前半は最もらしく在宅医療の説明をしつつ  徐々に利確クリニックの宣伝となり  最終的に当院で働くのはどうでしょうか?と誘導する極悪ステマ記事です」 ご興味のある方はどうぞ最後まで宜しくお付き合いくださいませ。 さて本文です!どのようなクリニックで在宅医療のトレーニング・バイトをするべきでしょうか。自分自身の経験も踏まえながら、検討していきたい