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素敵な在宅医療・介護

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2022年10月の記事一覧

居宅訪問型児童発達支援事業 開設のお知らせ

新規事業開設のお知らせ 「発達支援事業所 ひらそるの芽」では2022年11月より新規事業「居宅訪問型児童発達支援事業」を開設することが決定した。 昨日の夕方、指定申請書が届き、確定したため、来週より正式に関係各所への連絡を行っていく。 これで「発達支援事業所 ひらそるの芽」で行っている事業は以下の通り3種類となった。 1.児童発達支援事業 2.保育所等訪問支援事業 3.居宅訪問型児童発達支援事業 今回は特に3についての説明をして、必要としている方に届くようにした

意思決定について考える

「昨日はドラマチックでした」 これは、お孫さんたちとの会話を振り返ったSさんの言葉です。 3人のお孫さんが、Sさんが入院する前に、Sさんに会うためだけに帰省してくれました。 お孫さんたちの滞在時間は数時間だったと思いますが、 せかせかした様子もなく、 礼儀正しく、素直で、みんな優しい。 お孫さんたちと同じくらいの、あの頃の若い私だったら、 「忙しいけど、わざわざ会いに来てあげたよ、おじいちゃん」くらいの雰囲気を醸し出してしまったと思う。(性格悪いのかもしれませんすいません)

「厚生」と「労働」の深刻な矛盾ー訪問看護事業所等における緊急看護対応の待機時間に対する残業代を認めた事例【アルデバラン事件・横浜地裁令和3年2月18日判決】ー

以前、次のような記事で本来業務外の待機時間における労働時間性が問題となった事例を紹介しました。 以前のシステムメンテナンス事件では、結論として待機時間の労働時間性が否認されました。 ただ、その際、私は との記載をしました。 そうしたところ、近時、訪問看護等に従事する看護師の待機時間が労働時間に当たるとして高額の残業代が認められたという裁判例が判例誌に掲載されました。 今回は、そのような事例としてアルデバラン事件(横浜地裁令和3年2月18日判決)を取り上げたいと思います

25歳、訪問看護を語る。

私は現在、訪問看護師3年目だ。 若手としては珍しい訪問看護の分野で日々奮闘している。 訪問看護の仕事は大変だがとても楽しいし、自分にとって天職だと感じる。 今回は訪問看護の実際やなぜ天職だと感じるかについてお話ししたい。 訪問看護師の醍醐味はずばり、 「その人の人生に入り込める」ところだと思う。 理由は大きく3つある。 理由① お家という超プライベート空間にお邪魔するから  お家や、そこでの生活には、本当にそれぞれの人生が詰まっている。 家族の写真がたくさん飾られていたり