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今年話題のソーシャルグッドトレンド3選をご紹介!

📣このnoteのポイント📣

・#iamwhole、ボディポジティブ、生理用品のニューウェーブなどの新しいソーシャルグッドトレンドが話題に
・どのキーワードも「自分を大切にする」文脈が軸にある

こんにちは。Good Tideチームメンバーの山下です。

日々、ソーシャルグッド界隈では新しいムーブメントが起きトレンドになっています。
今年話題になっているキーワードが、 #iamwhole ボディポジティブ、そして生理用品のニューウェーブなど。
いずれも、自分を大切にする=「セルフラブ」を軸に共感を得ているトレンドです。

今回のnoteでは、それぞれのキーワードの解説と、トレンドとなった背景をご紹介します!

①#iamwhole

「I am whole」とは、「ありのままの自分で十分素晴らしい」という意味があります。
使い方次第では心身に悪影響を及ぼしてしまうSNSのコンテンツに左右されずに自分自身を受け入れ労わることを啓もうする、というイギリスではじまったメンタルヘルス活動です。

イギリスでは、メンタルヘルスの不調に対してのスティグマ(差別や偏見の対象)があるとされ、メンタルヘルスに関してオープンに話していくことを啓蒙することも、この活動に含まれます。

参考:http://neutmagazine.com/selflove2020-iamwhole-vol1-jordanstephens

活動や考え方に賛同する人は手のひらに「〇」を書き、賛同を表します。

活動の発信国であるイギリスでは、活動団体と音楽家がコラボレーションして音楽祭を実施しています。参加歌手としては、エドシーランさんなど有名歌手も参加されており、ムーブメントの拡大に寄与されています。

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参考:https://www.whole.org.uk/music-4-mental-health/

日本ではそこまで認知度が高くなかったものの、LUSHジャパンのInstagramが10月10日の世界メンタルヘルスデーに合わせて、#iamwholeのモチーフを紹介したことでフォロワー層にキーワードが認知されました。

②ボディポジティブ

ボディポジティブは「痩せ型の体を正とするのではなく、ありのままの自分の体を愛することを肯定すること」を意味します。
略語である「 #bopo 」では120万件を超える投稿がInstagram上で投稿されています。

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参考:https://www.instagram.com/explore/tags/bopo/

欧米ではプラスサイズのモデルを起用し、ボディサイズの多様性をサポートする企業も多く見られますが、日本ではまだまだ知名度が低いのが現状です。
また、YouTubeの広告がルッキズムを助長するものとして問題になっているように、未だに『痩せることが正で、痩せていないことは負である』というような表現がされている場面もあります。

最近では、news zeroが芸人のバービーさんが体現するボディポジティブを特集し、放送後Twitter上ではボディポジティブに賛同する声が多く見られました。
バービーさんは、日頃から自身のYouTubeチャンネルでもボディポジティブや性の悩みについても動画をアップし、新たな価値観を積極的に発信しています。

最近では各大学がミスター&ミスコンテストを廃止していることからも見られるように、ボディポジティブが表すような美醜によって個人に優劣をつけないといった考え方は、少しずつではありますが、浸透していっているように感じます。

③生理用品のニューウェーブ

今までは生理用品としては紙ナプキンが主流でしたが、吸水ショーツや月経カップなど、新たなジャンルの生理用品を徐々に目にすることが多くなりました。

吸水ショーツや月経カップなどは、繰り返し使えてゴミを出さずエコであるという点の他、紙ナプキンよりもフィット感があるなどメリットも沢山あるそうです。

世界の生理用品の多様さが話題になる一方で、日本の生理用品は逆に選択肢の少なさが話題になりました。
日本女性のうち、紙ナプキンを使用している方は7割にも上るそうです。

参考:https://www.asmarq.co.jp/data/ex202011sanitary-items/

そんな状況を変え、日本の女性に選択肢を与えようと日本でもNagiなどのおしゃれなブランドが現れました。
また、月経カップを使ってみたレビューをするツイートも話題になりました。(センシティブな内容のため、詳細が気になる方は下記URLからご覧ください。)

https://twitter.com/heligero/status/1301042343177404418


こういった新たな商品も、自分の体ともっとうまく付き合うための大切な選択肢ですよね。

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いかがでしたでしょうか。
今年は、SNSに触れる時間が長くなったことで、SNS上の誰かと比較するのではなく「自分をどう大切にするか」だったり、家にいる時間が長くなったことで「自分の体をどう労わるか」に注目が集まった1年間だったように思います。

生活様式は変わり、ニューノーマルな生活になってきましたが、自分を大切にする意識を忘れずに過ごしていきたいですね。

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