運動未経験おじさんが柔術で強くなる方法(白帯〜青帯)

お前が語るんじゃね〜と方々から言われそうですが、

ごめんなさ〜い!

Thats LIfe

それが人生

トレーナー兼プレイヤーでこの2年間で学んだことをシェアしたいと思います。

おじさん(マスター2以上)から始める柔術。

残酷なことを言ってしまうとバックボーンで結構な差がつきます。

それはもう仕方ない。

過去に格闘技経験がある、ウェイトトレーニングをしっかりやり込んでいる、学生時代に死ぬほどキツい運動部に所属している。

こういう方は恐らく入会してすぐに強くなっていくことでしょう。

もちろんある程度ですが。

知らんけど。

ちなみに私は入会前に青帯でノーギ全日本優勝してます。

10日で7kg落としました。

もちろん自慢です。

えっへん。

私もトレーナーという職業柄、なんやかんやダラダラとウェイトトレーニングを20年以上やっています。

ボディメイクではなくパフォーマンス向上のトレーニングをです。

恐らく同体重で同年齢であれば、そこそこナイスなフィジカルだと思います。

まさにナイスミドル!

技術は白帯に毛が生えた程度ですが…

そんな私ですが入会後は優勝するまでに1年半以上かかりました。

弱っ!!

ここに運動未経験おじさんが中々勝ちきれない理由があります。

私は入会してからトレーニングをやらなくなってしまったんですよね。

最初の10ヶ月程は週1-2回の練習にも関わらずガチおじさんの極みである私は身体のダメージが抜けない&生来の怠け者気質で、トレーニングを怠っていました。

入会して10ヶ月ほどしてから練習回数を週3-4回に増やしました。

強くなりたくて。

練習量を増やすことでトレーニングをやらない言い訳がますますできてしまいます。

結果としてウェイトトレーニングの数字はこの20年で最も低い状態。

もちろん筋力はフィジカルを構成する1つの要素に過ぎないですが、柔術においては非常に重要な要素です。

フィジカルが売りの技術0人間がフィジカル落ちてたら勝てるわけないですよね。

これと同じことが運動未経験おじさんにも当てはまります。

入会した当初はスパー1,2本で吐きそうにもなるし、翌日はバキバキの筋肉痛がくるでしょう。

そこを乗り越えると、だんだんと身体も慣れてきてスパーの本数も増え体力がついてくるでしょう。

練習頻度も増え、試合に出たくなってくるでしょう。

そして試合に出る。

もちろん勝ち切れる人もいますが、

「アレ?なんか思ってたのと違う。」

っという方もいるでしょう。

その時にさらに練習量を増やそうというアプローチも、もちろん素晴らしいですがそれ以外のアプローチをした方が恐らく伸びるかと思います。

筋力的な部分で対戦相手よりも劣っていると感じたならウェイトトレーニングを。

ラスト1分でスタミナ尽きて逆転されてしまったのであれば持久力向上を。

練習の落とし穴としては、ある程度(本当にある程度)まではフィジカルも伸びますが、すぐ頭打ちになります。

技術がついてきたら尚更です。

技術に頼ることで練習の強度が上がりにくくなります。

技術に頼るのは正しいことなんですけどね。

ただフィジカルの向上は望めません。

技術は上がり、フィジカルが頭打ちになる。

例えば強さが「技術×フィジカル」で表されるとするならば

入会当初 技1フィ1=1

入会3ヶ月 技2フィ2=4

ここから練習量だけを増やすタイプと、フィジカル向上にも力を入れるタイプに分けます。

入会6ヶ月 練習のみ 技4フィ2=8

入会6ヶ月 フィジカル向上 技3フィ3=9

こんなに単純じゃないのは百も承知ですが大外れでもないかと思います。

練習だけで強くなれる人はとてつもない才能だと思いますし、そんな人はおじさんになってから格闘技を始めません。

とっくに始めてます笑

運動未経験おじさん(だけではないですが)が効率よく強くなるには、まずは勇気を出して練習頻度を週2-3回に抑えること。

そしてフィジカル向上のトレーニング(お勧めは最大筋力向上)を週1-2回行う。

こうすることで疲労の蓄積も防ぐことができ、練習もフレッシュな状態で行え強度を高めることが可能になります。

いや、もっと練習したいんじゃ!!

っという方は打ち込みやドリルなど強度低めの練習日を作るとテクニック向上もでき良いかと思います。

最後に最大筋力向上をお勧めするのは、筋力だけではなく、相対的な持久力も向上するからです。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

山口

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