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紅茶は体に悪い?マイクロプラスチックの影響と睡眠の質を下げる飲み方

こんにちは!
睡眠の専門家・しょうです。

無糖の紅茶は、コーヒーや緑茶と並んで健康的な飲み物というイメージがあります。

しかし紅茶の飲み方や飲む量によっては、マイクロプラスチックによる健康への影響や、睡眠の質の低下を招くことがあります。

そこで今回のnoteでは、紅茶と睡眠との関係性を中心に、紅茶が体に悪いとする説をご紹介していきます。

紅茶を飲む健康上のメリット・効能

まずは紅茶を飲むことによって得られる、メリットや効果・効能についてご紹介していきます。

  • カフェインによる集中力アップ

  • リラックス作用

  • 抗菌・抗酸化作用

  • 美肌効果・老化対策

  • がんを予防する可能性も

こちらの5つをそれぞれ見ていきましょう。


カフェインによる集中力アップ

紅茶にはカフェインや緑茶と同様に、カフェインが豊富に含まれています。

その含有量は、コーヒーの60mgに対して、紅茶は30mgが目安です(100mlあたり)。

参考:https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/detail3929lite.html

カフェインには覚醒作用があり、集中力や注意力を高める効果を持っているため、仕事のパフォーマンスを高めてくれるメリットがあります。

コーヒーよりもカフェインの含有量が少ないため、カフェイン中毒の危険性も少なく、カフェインに敏感な体質の方も飲みやすいといえます。


リラックス作用

紅茶には、アミノ酸の一種である「テアニン」という成分が含まれています。

テアニンには、血圧の上昇を抑え、ストレスを解消する効果があると言われています。

仕事終わりのリラックスタイムに飲む習慣がある方は、紅茶の香りがトリガーとなって、リラックス効果が高まることでしょう。

また、アールグレイやピーチティーの香りにはリラックス効果があるため、リラックス作用を求める場合にはこうしたフレーバーティーを選ぶと良いでしょう。


抗菌・抗酸化作用

紅茶に含まれるカテキンやタンニンには、高い抗菌・抗酸化作用があり、体内の活性酸素を除去する効果があります。

細菌やウイルスの感染力を低下させる作用を持っており、免疫力向上も期待できます。

これらの成分は緑茶やコーヒーにも含まれており、健康的な飲み物のイメージの一因でもあります。


美肌効果・老化対策

紅茶には、美白化粧品にも使われる「ハイドロキノン」と呼ばれる成分が含まれています。

ハイドロキノンにはメラニンの生成を抑制する効果があり、シミの改善や美白効果が期待できます。

利尿作用のあるカフェインによって老廃物の排出が促進され、美肌効果をさらに高めてくれます。

また、前述した抗酸化作用により、肌や身体の老化を抑えて健康的な見た目を維持できるのもメリットです。


がんを予防する可能性も

一説によれば、紅茶に含まれるカテキン・タンニンやポリフェノールといった成分が、がんの予防につながるのではないかとも言われています。

公益社団法人静岡県茶業会議所のHPに掲載されたコラムでは、がんの初期段階にお茶の成分が作用すると報告されています。

参考:https://shizuoka-cha.com/index.php/ocha/science/⑥お茶の種類とがん予防効果/

静岡県のがん死亡率が低いことも、お茶をよく飲む県民性であることが関係しているのではないかとされています。


紅茶が体に及ぼすデメリット・悪影響

続いて、紅茶が体に及ぼすデメリットや悪影響、危険性についても解説します。

  • マイクロプラスチックの影響

  • 睡眠の質が低下

  • 女性ホルモンの乱れを招く

  • 貧血を引き起こす

  • 尿路結石の原因になる

ここでは上記の5つについて詳しくご紹介しましょう。


マイクロプラスチックの影響

紅茶を市販のティーバッグで飲む場合に注意が必要なのが、マイクロプラスチックの影響です。

こちらは2019年にアメリカ化学会が行った研究で報告された危険性で、市販のティーバッグでお茶を抽出すると、約116億個のマイクロプラスチック、約31億個のナノプラスチックが検出されたと指摘されています。

参考:https://pubs.acs.org/doi/full/10.1021/acs.est.9b02540

マイクロプラスチック・ナノプラスチックが人体にどれだけ影響するのかは詳しく判明していませんが、微生物や魚類で行った実験では、行動に変容が起こったとの報告もあります。

そのため紅茶を飲む際には、茶葉を購入して急須(ティーポット)で淹れるなど、市販のティーバッグをできるだけ避けた方が良いでしょう。


睡眠の質が低下

カフェインを多く含む紅茶は、眠る直前に飲むと寝つきが悪くなり、睡眠の質が低下する可能性があります。

カフェインは体内に入ってから排出されるまでに8時間ほどかかるとされているため、午後はできるだけ紅茶を飲まないようにするのが効果的です。

寝る前にお茶を飲みたい場合には、カフェインレスの紅茶や、カフェインを含まないハーブティーを選ぶと良いでしょう。


女性ホルモンの乱れを招く

紅茶に多く含まれるポリフェノールは、過剰摂取により女性ホルモンの乱れを引き起こすと考えられています。

妊娠中のポリフェノール摂取が胎児に影響することも指摘されており、ルイボス茶などとともに妊婦の方には要注意な飲み物とされています。

妊娠中はカフェインの摂取も制限されるため、妊婦の方が紅茶を飲むのは避けた方が良いでしょう。


貧血を引き起こす

紅茶に含まれるタンニンは、鉄分の吸収を抑える働きがあります。

食後などに紅茶を飲むと、鉄分の吸収が阻害されて貧血を悪化させる可能性も考えられます。

そのため貧血気味の方は食後の紅茶を避け、タンニンを含まない麦茶などを飲むと良いでしょう。


尿路結石の原因になる

紅茶に多く含まれる「シュウ酸」という成分は、尿路結石の原因となることで知られています。

尿路結石は7人中1人は経験すると言われるほどメジャーな病気で、悪化すると腎不全を引き起こします。

そのため健康診断で引っかかった経験がある方は、シュウ酸の摂取に注意した方が良いでしょう。


睡眠の質を下げずに紅茶を楽しむコツ

最後に、睡眠の質を下げることなく紅茶を楽しむため、どのような工夫をすれば良いかをご紹介します。


午前中に紅茶を飲む

紅茶のカフェインによる睡眠への影響を防ぐため、紅茶を飲むのは午前中のみにしましょう。

紅茶だけではなく、コーヒーや緑茶、エナジードリンクなども午後の摂取は控えることをおすすめします。

また、カフェインのみを取り除いたカフェインレスの紅茶であれば、午後や就寝前に飲んでも悪影響を抑えることができます。


ティーバッグの紅茶は高品質なものを選ぶ

低品質なティーバッグの紅茶には、マイクロプラスチック・ナノプラスチックの影響が懸念されるほか、「フッ化物」と呼ばれる成分が含まれる危険性があります。

フッ化物には、骨や歯をもろくする働きがあると指摘されており、骨粗鬆症などを引き起こすリスクを高めてしまいます。

そのため、できるだけ茶葉を購入してご自身で抽出して飲むか、ティーバッグの紅茶を購入する場合にはできるだけ高品質なものを選びましょう。


おわりに

健康に良いというイメージの強い紅茶ですが、飲み方や飲むタイミングを間違えると、身体への悪影響を及ぼす可能性があります。

妊娠中の方や貧血気味の方、尿路結石が気になる方は特に注意が必要で、ティーバッグの紅茶にはマイクロプラスチックの影響も懸念されます。

そのため本記事でも解説した飲み方を参考に、安全で健康的な紅茶を楽しみましょう。


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