出逢いと居場所とロマンティックが芽生えるアソビバ てみんか麻雀部
「麻雀」ときくとどんなイメージがありますか?
#頭脳派で難しそう #ギャンブル
#タバコくさい #中高年のおじさん #暗い部屋で黙々と
そんなレッテルをガラッと変える場所
彦根のとある古民家に、
月に1回ジャラジャラという軽快な音と
笑い声を立てゲームを楽しむ人たちの姿がありました。
場所はこちら、teminca(テミンカ)!
株式会社いろあわせさんのオフィスであると同時に
絵本カフェやフリースクールといった
イベント会場としても利用される
今彦根で話題沸騰の古民家コワーキングスペースです。
そんな地域にひらけた
従来の麻雀のイメージとは無縁そうな場所で
てみんか麻雀部の活動はおこなわれているとのこと。
今回は発足者のひとり、佐川陽菜さんにお話を伺いました。
発足のきっかけは?
「もともと麻雀をはじめボードゲームが好きなことと麻雀を通じてみんなが気軽に楽しめる場づくりができればと思いはじめました」
佐川さんはこれまでに
彦根市内外の様々なイベント等での企画や運営を通じて
人の縁をむすぶことや居場所づくりを実現してこられました。
そんななか着眼したのが「麻雀」という遊戯。
「麻雀って相手3人の出方を見つつも
自分の手も考えなきゃならないもの凄く頭を使うゲームなんです」
「難しさ」のイメージのここに起因するように
麻雀では自分が和了(アガ)るのと同時に
相手を和了させないようにする頭脳派であり運ゲームでもあります。
相手の手の内を考えまくっても和了できないこともあれば、
ドドーンと「国士無双」が炸裂することもしばしば。
(提供:てみんか麻雀部)
そんな麻雀の奥深い面白さを広める点でもてみんか麻雀部は存在。
初心者でも、周りにいる人が教えてくれるため
気軽に参加できるアットホームな空間になっているとのことです。
てみんか麻雀の魅力は?
「若い女の子も来てくれてる。なんか、それが凄いなって…」
世間一般の麻雀は「=雀荘」のイメージがあり、煙草を吸ったおじさん達のつどいというレッテルが払拭しきれないのが現状です。
しかし意外にもてみんか麻雀に来る人は若い人が多く、
中には女子大学生生の姿もちらほら(筆者もその一人であるわけで)。
(提供:てみんか麻雀部)
参加者に参加した理由を聞くと、
「したくても、なかなか4人揃えられない」
「アプリゲームだと限界がある」
「『女子なのに麻雀!?』と驚かれる。後ろ指さされることも…」
といった悲痛のなかで路頭に迷っていた声が伺えました。
そんななか、年齢制限がないてみんか麻雀部では
普段では出会わない人達が卓を囲み、
おやつ片手に気軽に会話できる場としても広がりをみせています。
そんなゆるゆるの場所だから、参加者のお子さんもウェルカム状態!
お膝の上に乗って一緒にゲームを楽しむ回もあったそうです。
今後のてみんか麻雀部
「いろんな人が気軽に遊びに来れる場所になればいいと思います。
もっと理想をいうなら
『今日、麻雀部があるから仕事がんばろう』
ってひとつの居場所として広まればいいなと思います。
最近、SNSのグループに主催の私たちも知らない人がいることもあって、
いい場所に育ってきているな…って実感しています」
(提供:てみんか麻雀部)
カロムにならんで麻雀が老若男女問わない出逢いと居場所を生む
ロマン溢れるアソビとして彦根に、そして彦根から全国にひろがる日を 夢みて――
(写真:井上和行さん、小林真紀子 文:小林真紀子)