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「第1回らぶひこ会議」『”世界遺産のあるまちづくり”をみんなで考えよう!』「もっと知って!もっと発信!」前編を開催しました!

こんにちは、彦根シティプロモーション戦略推進委員会です!

私たちの委員会は「もっと彦根が好きになる」を合言葉に、有志の市民で構成された彦根の魅力を発信する委員会です!

今回は企画・サポートグループで企画された「らぶひこ会議」の模様をお届けしたいと思います。

今年の「らぶひこ会議」は『”世界遺産のあるまちづくり”をみんなで考えよう!』をメインテーマに据え、さらにサブテーマ3つを前後編で考える、という全6回の構成になっています。

第1回らぶひこ会議開催


さて2022年8月7日(日)に彦根城博物館の一室をお借りして、「第1回らぶひこ会議」が行われました!

今回のサブテーマは「もっと知って!もっと発信!」です。現在、彦根城とその周辺地域が世界遺産への登録を目指しているのはご存じですか?
そして彦根城とその周辺地域の世界遺産登録が、あと一歩のところまで来ているということもご存じでしょうか?

残念なことに私は世界登録を目指していることは知っていましたが、まだまだ先のことだと思っていました。私の周りに聞いても同じような反応で、彦根市が重点的に取り組んでいる活動だ、という割には市民に浸透していないのではないか?というところからこのサブテーマが決まりました。

彦根城博物館の講堂に集まってくださった10代から60・70代まで幅広い年代の参加者さんに、3つのグループにわかれていただきました。

グループ討議に入る前に

彦根城クイズを出題する
彦根城世界遺産登録推進室の三尾さん

そしてまずはアイスブレイク。お話しやすい雰囲気を作るために、簡単な自己紹介と彦根城クイズを。
出題は彦根市の彦根城世界遺産登録推進室の三尾さんから。彦根城や彦根城の世界遺産登録について、間違いやすいポイントをクイズにしてもらいました。彦根市民なので簡単かと思いきや、いろいろな回答が出て面白かったです。

彦根城とその周辺地域の世界遺産登録についての説明をする
彦根城世界遺産登録推進室室長の小林さん

次に彦根城とその周辺地域の世界遺産登録についての共通認識を持とうということで、彦根市の彦根城世界遺産登録推進室室長の小林さんにお話を伺いました。彦根城が初めて日本の世界文化遺産暫定一覧表に載った30年前から今までの流れや、彦根城とその周辺地域の世界的な価値についてのお話を聞いて、改めて彦根城の価値を再確認しました。

例えば彦根城の周辺には江戸時代からの重臣屋敷や町家が結構残っているんですが、こんなに残っているのは非常に珍しいという話でした。彦根市民としてはお城の周りに古い建物が残っているのは普通と思っていたのですが、そうではなかったようです。

グループ討議開始!

そしてここからはグループ討議。前半は「なぜ市民は盛り上がっていないのか?」についてです。それぞれのグループで、活発に意見が飛び交います。


休憩をはさんで、後半は「なにを知ってもらいたいか、興味を持ってもらうためには?」について話し合います。そして模造紙に発表の為にまとめてもらい、全体への発表タイムに移ります。

Aグループ発表!

Aグループでは「なぜ盛り上がっていないのか?」については、「発信が不足しているのでは」「登録される事でのマイナス面を心配しているのでは」「彦根城の存在が当たり前すぎるのでは」「彦根人の控えめな気質が影響しているのでは」「彦根城から離れた所の人には自分ごとではないのでは」などの意見が出ました。


次に「何を知ってもらいたいか」については、「彦根の歴史について」「彦根城の価値について」「登録される事でのメリット、デメリット」などの意見が出ました。

Bグループ発表!

Bグループでは「なぜ盛り上がっていないのか?」については、「彦根城に近い人以外には他人事なのでは」「発信が少ないのでは」「世界遺産登録への進捗がわからないので、いつ盛り上がっていいのかわからないのでは」「彦根市はお金がないと言っているのに大丈夫?」「そもそも盛り上がるって?盛り上がらないといけないのか?」などの意見が出ました。

「何を知ってもらいたいか」については、「彦根市以外から来た人がおおく、よくわからない」と言いつつも「彦根にはいい人がたくさんいる」「彦根の町の温かさ」という意見が出ました。

Cグループ発表!

Cグループでは、「なぜ盛り上がっていないのか?」については、「身近なイメージがないのでは」「学生に興味を持ってっもらっていないのでは」「テレビなどのメディアでの発信が少ないのでは」「登録されるメリットがわからないのでは」などの意見が出ました。

次に「何を知ってもらいたいか」については、「小・中学生などの世代にとっては彦根城は江戸時代、四番町スクエアは大正時代、銀座商店街は昭和時代と非日常を感じて興味深い」「彦根城がきれいに見えるポイント等SNSを意識した情報」などの意見が出ました。

まとめ

グループごとに世代やお住いの地域などの違いによって出てくる意見が違うのは、オープン座談会の面白い所だと感じました。

全体の講評をお話する
彦根城世界遺産登録推進室の細川さん

発表の後には滋賀県の彦根城世界遺産登録推進室の細川さんに講評をいただきました。専門家ではない一般市民の素直な気持ちを感じていただけたようでした。

次回に向けて

最後に、今回の課題を踏まえて「どのような発信をすれば伝わるのか?」を宿題に持って帰っていただきました。

次回「第2回らぶひこ会議」は9月11日(日)にサブテーマ「もっと知って!もっと発信!」の後編を話し合います。次回も世代や地域を超えて、どのような意見やいろいろな発信方法が出てくるのか楽しみにしています!

(writer:企画・サポートグループ なかにし)