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#35_学校に誇りをもつ

「ナスビの学校」は、そこに通う子どもたちが、自分たちの学校に誇りを持つことができる学校です。

「ナスビの学校」は、そこを巣立った子どもたちが、自分たちの学校に誇りを持つことができる学校です。

学校に通う子どもたちが、自分の学校に誇りを持てるようにしたいと思っています。そのためにはどうすればよいかを模索する日々です。

自分が通う(通っていた)学校に誇りを持てないことは、とてもさみしく、とても残念なことです。「どこの学校に通ってるの(通ってたの)?」とたずねられてお茶を濁すような答えを返したり、話題をそらしたりすることがないようにしたいのです。

学校に誇りを持てるということは、その学校で過ごした日々のなかで、自分にとって大切な学びや出会いがあったはずです。そしてそこには「他の学校ではなく、この学校だからこそ得られた学びや出会いだった」という認識が介在しているはずです。

そうだとすれば、子どもたち一人一人にとっての「大切な学びや出会い」をどのように生み出していくことができるのか、と問うことができるようになります。

それは決して「この学校でしか学べないことなんだぜ」とひけらかすような態度では実現できないはずです。

それじゃあ、どうすればいいのか。

私はその方法として「エピソードの収集」が有力であると考えています。「自分が通う(通っていた)学校に誇りを持っている」と言う人たちにインタビューをします。そして、何を誇りに思っているのか、そして、その誇りはどのように生まれたものなのかを、ふんだんに語ってもらいます。そうして「エピソードの収集」を繰り返していくなかで、ようやく、「学校に誇りを持てるための条件」が明らかになってくるはずです。

長期間の調査研究となるのかもしれませんが、やってみる価値は、大いにあるのだろうと思います。その手がかりとして、まずは、自分の頭に浮かぶ人たちにインタビューして、エピソードを集めてみたいなと思います。



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