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第26章
もともとタオは良いものしか溢れていない
だから、重いものと軽いものに例えれば、
まず重いものがあって、軽いものが分離した
静かなものが先にあって、うるさいものができた
そういうふうに言えば、タオたる君主は、
一日中激しく行軍したとしても、大事な食料と武器のある足の遅い輜重から離れることはない
豪華極まりなく美酒と美女に溢れた宮殿にいても、道のように静かにいられる
世界に冠たる国家の君主でありながら、どうして自分を粗末に扱えようか
軽率な行動は、その身を貶める
ひいては国は亡び、君主の地位を失うことになる
(道:オーストラリア GreatOceanRoad)