モジャ日記-またもや、物価上昇-
モジャ!
ギフトフードプロジェクト
バングラデシュ担当の古川しゅーとです
いつも子どもたちを暖かく見守ってくださり有難うございます。
さて。早速!
今月のモジャをご紹介!
こちらは学校に住む子供たちを対象に食事提供をした時の様子です。
夜なので、少々暗くて見えずらいですが。
満面の笑みで、食べております。
さて。
今月の現地レポート!!
先月に続き、ロシア・ウクライナ問題の影響により、物価上昇が半端ない。
バングラデシュは普段から、米のみならず、小麦も好んで消費する国でして、屋台でも小麦を使った食品がずらりと並んでいます。
先月のことです。
バングラデシュに隣接するインドが、世界的な小麦不足の中、国内の小麦需要安定・先進国や大企業の買いだめを防ぐために、5月14日に小麦の輸出規制をかけました。
ソース:https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-india-wheat-idJPKCN2N10NM(ロイター)
それによって、バングラデシュを始めとするアジアの輸入業者は、小麦を輸入するハードルが高くなったため、代替え食品である米の輸入を進めています。
小麦の価格が上がり、各国の米の奪い合いが始まり、米の国際価格も跳ね上がると、当然バングラデシュにおける米の流通価格も上がってきます。
先日、現地のパートナーに聞くと
1kg65円だった米が1kg104円まで跳ね上がったようです。
世界的な混乱と主食の価格高騰って本当に深刻でして、社会的弱者と言われる人たちの生活を1番に脅かしてしまうんです。
ギフトフードという取り組みをこれまでさせていただきましたが、今だからこそ、学校やスラムに住む子供たちに食事を届け続けることはものすごく大切です。
一筋縄ではいかないことも多いですが、この困難に屈せず、子どもたちが当たり前にご飯を食べられる環境を作っていきましょう!
最後に
日本ではニュースで放映される機会が少なくなったロシア・ウクライナ問題ですが、東南アジア各国では常に大きな問題の一つです。
世界と私たちの生活はつながっているようで、非常に感じにくいわけですが、気付いた人や、今まさに影響を受けている人が、日本と海外との関わり方を考えていく必要があるように思えます。
特に。日本国内の話をしますと、
日本の慣行栽培をされている農家さんは、窒素、リン、カリの価格上昇で、その影響をダイレクトに受けています。
農家さんが、肥料危機によって離農せざるを得なくなる状況は、食料安全保障の観点から見ても、国にとってマイナスです。
マイナス点を考え出すと仕方ないように思えますが、この逆境をプラスに捉えることも重要だと思っています。
日本国内における化学肥料に依存しない栽培方法を考えることは、もしかすると一つの活路になるのかもしれません。
ピンチはチャンスです!
こういったことを考えるためには、やはり世界の現状を知ることがすごく大切だと思うんですね。
今後ともバングラデシュで起きていることを切り口に、世界の現状を届けていきます!
以上!6月号モジャ日記でした!
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現在建築中の学校は2階部分までの建設が完了し、約70人の子どもたちが新しい学校で学んでおります。また一時的に、コロナ禍で職を失った親を持つ子供たちが避難する施設としても活用しております。
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