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能登半島地震の復旧・復興に関連するデザインプロジェクトを紹介します

このたびの令和6年能登半島地震により被災・避難されたみなさま、およびご家族をはじめとする関係者のみなさまに心よりお見舞い申し上げます。

グッドデザイン賞事務局では、この震災に対し、デザインを通じて復旧・復興に貢献しようとしている活動について、審査委員のみなさんからご自身が何らかの形で携わっているものに関する情報を提供していただきました。

一覧でご紹介しますので、少しでも気になるプロジェクトがありましたら、ぜひリンク先や詳細をご覧ください。



1 漆器製造における道具、材料、機械類 寄贈のお願い「あつめる、つなげる、やってみる」

甚大な被害をうけた地域のひとつ、「輪島塗」の産地である石川県輪島市。震災で、かねてより希少な漆器製造のための多くの道具が失われました。 “あつめる、つなげる、やってみる”は、日本各地に眠っていた漆芸にかかわる道具、材料、機械等を募集して、必要としている能登/輪島の作り手に届けるプロジェクトです。
以下のフォームから提供可能な道具類の登録をすることができます。

2 FOR NOTO

ものづくりをしている作家さんたちによるチャリティープロジェクト。
売上はすべて、災害支援を行う「ほくりくみらい基金」「能登半島地震勝手に応援 のっととととの、とっとプロジェクト」に寄付することになっています。

3 ADAPTMENT

気候変動適応のためのプロジェクトであるADAPTMENTのウェブサイトに、能登半島を流域解析し、ハザードマップと重ね合わせた地図を掲載。
防災に役立つ知恵となるよう、だれでもダウンロードできる状態で公開しています。

*ダウンロードはこちらから

4 NOTONO

被害を受けた地域の再生と、伝統産業の保護を目指したプロジェクト。
今後は、能登にある日本酒の蔵元を招いた特別イベントの他、復興を支援するためのイベントを国内外のFabCafeで開催します。

5 「未来を創る復興デザイン」プロジェクト
第一弾/輪島塗×九谷焼のコラボレーションと仮設工房設立

日本有数の「工芸大国」である石川県の異なる産地をつなげ、それぞれの伝統工芸とその職人たちをあらゆる視点から支援するプロジェクト。
第一弾として、輪島塗の職人たちが仕事を早急に再開できるよう、同じく被災した九谷焼の陶片を金継ぎし、商品として展示・販売する「STAND WITH NOTO」プロジェクトを進めています。また同時に、九谷焼の産地である能美市へ避難した輪島塗の職人たちが使用できる、仮設工房の建設も行います。

*主催者ウェブサイトはこちら。専用ウェブサイトは3月はじめに公開予定。

6 PASS THE BATON MARKET vol.15「能登半島地震の被災地に対する支援のカタチ」

vol.15を数える恒例のマーケットイベント「PASS THE BATON MARKET」の入場料(300円)に加えて、寄付ができる500円、1000円の“オウエン入場料”を用意。集まった寄付金は、日本漆器協同組合連合会が設置する「輪島塗を応援する会」へ寄付する予定です。
会場では、北陸のおいしい食料品も販売します。


このほかにもみなさまがご存じのプロジェクトがありましたら、コメント欄などにお寄せいただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。