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今週のグッドデザインを紹介します(10/23〜10/28)

今週10/25には、今年のグッドデザイン賞1,548点から最高賞として1点のグッドデザイン大賞が選出されました。
その大賞を含むすべての受賞作を展示するGOOD DESIGN EXHIBITION 2023を明日10/29まで、東京ミッドタウンで開催しています。お近くにお立ち寄りの際はぜひお越しください!

今日は、10月4週(10/23〜10/28)にアップした、今年のグッドデザイン大賞を含む、とれたてグッドデザイン6点です!



10/23 地方創生型ワークプレイス[JRE Local Hub 燕三条]

燕三条地域の技術や人々をエリアや世代を超えてつなぐ、地方創生型ワークプレイス。

金属加工を中心に、多数の工場が集積する地域として知られる新潟県・燕三条。その玄関口である上越新幹線燕三条駅に、コワーキングスペースとものづくりコンシェルジュが常駐する拠点を設けました。国内外から訪れるビジネスパーソンと、地域に点在する100以上の工場とのマッチングを行い、企業の商品開発をサポートしています。什器や内装の金属部分をすべて地元の工場で職人が製作した空間デザインも見どころの一つです。

#2023年度グッドデザイン・ベスト100

10/24 公園[東遊園地]

まちに向かって開かれた、市民とともに育てていく憩いの場。

神戸の中心部に位置する、歴史ある公園のリニューアルプロジェクトです。園内の高低差の解消や周辺道路との一体感、開放感をつくりだすことで、まちと繋がり開かれた場として設計されました。2つの芝生広場やにぎわいの拠点となる施設など、複数の異なる空間が紡ぐ関係性や距離が丁寧に設計されています。市民有志が社会実験を重ねて場の使いこなしを考え、公園自体を育てていくプロセスが高く評価されています。

#2023年度グッドデザイン・ベスト100

10/25 老人デイサービスセンター[52間の縁側]

地域の人たちが気軽に立ち寄ることができる、縁側のような老人デイサービス。

認知症や介助が必要な高齢者が過ごす施設で、庭には近所の子どもたちも気軽に訪れます。利用者の家族は施設の手伝いをしたり、他の利用者のお世話をしたりもします。高齢者や子ども、地域住民の誰にとっても居場所であり、困ったときに助け会える福祉の地域拠点です。

#2023年度グッドデザイン大賞

10/26 電動アシスト自転車[ログアドベンチャー e]

アウトドアで楽しめる電動アシスト自転車。

アウトドアを楽しむための「道具」をコンセプトに企画、車体設計されており、自転車の骨格となるフレームは、荷物を分散できるフレームバックやアクセサリーの取り付けなどの拡張性があります。最大積載重量25kgと高い耐荷重性能を実現するとともに、自転車の基本性能としては、油圧式ディスクブレーキや8段変速、ブロックタイヤ、前照灯を装備し、多様な走行状況に対応しています。

#2023年度グッドデザイン賞

10/27 Public Library[Microlibrary Warak Kayu]

インドネシアの気候に適した設計で、地域に溶け込む小さな公共図書館。

ひし形で構成された壁面は、適度な光と風を建物に取り込む構造です。高床式の構造で建物がファサードにもなり、図書館としてだけではなく、地域のコミュニティセンターとしても機能しています。子どもたちや住民が気軽に訪れて読書を楽しむ、学びの場として活用されています。

#2023年度グッドデザイン賞

10/28 タンブラー[ウエノスケシタノスケ]

水を気持ちよく飲むための、二つでひと組のタンブラー。

二つのグラスのサイズを微妙に変更することで、大きな方をフタとしても使うことができるようにしました。仕事場やアウトドアなどでの持ち運びの利便性の向上や、ペアのコップとして使用する際の収納性の高さも含め、コップを利用するシーンや可能性を広げています。

#2023年度グッドデザイン賞

この連載では、グッドデザイン賞インスタグラムで毎日1点ずつアップしている受賞作品をまとめています。
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