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“その先”をみつめる、デザインの視点 - 2021年度フォーカス・イシューのテーマを発表しました

こんにちは。グッドデザイン賞事務局です。
2021年度グッドデザイン賞の応募受付は、昨日5/27で終了しました。

本当にたくさんのご応募をいただき、ありがとうございました!
(*アクセスの集中により応募のためのサイトへ接続しにくい時間があり、失礼いたしました)

このあと、6/9から一次の書類審査期間が始まり、その後二次審査に進んだデザインを対象に、愛知県国際展示場で実物による審査を行い(8/17〜19)、二次審査を通過すると、10/20にグッドデザイン賞として発表されます。

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2021年度グッドデザイン賞スケジュール


デザインが社会にできることを探る取り組み「フォーカス・イシュー」

グッドデザイン賞では、このような審査の過程を通じて得られた知見やインサイトを共有する方法の1つとして、各分野の最新デザインを、クリエイターが独自の観点で読み解き、その価値を社会へ伝える「フォーカス・イシュー」という取り組みを行っています。

フォーカス・イシューでは、グッドデザイン賞の審査委員をディレクターとして迎え、その年のグッドデザイン賞受賞作を題材に、「デザインに何ができるのか」を考えてもらい、その結果を2015年から毎年、提言として文章にまとめて発表しています。

“その先”をみつめる、デザインの視点

2021年度は「“その先”をみつめる、デザインの視点」を全体の方向性として定め、先行きの見通しづらい現在から、デザインを通して見えてくる未来について考えていきます。

今回ディレクターを務めてくれるのは、こちらのみなさんです。

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2021年度テーマを発表します

専門領域や携わっている仕事もさまざまなこの5名のディレクターが、ご自身の関心事や問題意識から設定した以下のテーマに基づいて、1年間グッドデザイン賞を通じて、デザインの読み解きを進めてくれます。

2021年度フォーカス・イシュー テーマ 
完成しないデザイン              -  飯石 藍さん
将来世代とつくるデザイン  -  石川 善樹さん
時間がかかるデザイン          -  田中 みゆきさん
まなざしを生むデザイン      -  原田 祐馬さん
共生のためのデザイン          -  ムラカミ カイエさん

「完成しないデザインってなに?」「時間がかかるデザインってどういうこと?」と、少しでも疑問や興味を持っていただけた方は、各ディレクターがいまの社会において何を課題として捉え、これらのテーマを設定したのか、その意図について、フォーカス・イシューのサイトで説明してくれているので、ぜひこちらもご覧ください。

デザインに関心のある方はもちろん、そうでない方にも、今後の社会の進むべき道や、少し先の未来の方向性を見出すためのヒントとして活用してもらえれば、うれしく思います。

これからも、最終的な提言の発表に向けて、ディレクターのみなさんの想いや考えを随時発信していきますので、2021年度フォーカス・イシューをどうぞよろしくお願いします。