合コンの話 【4】

憲治と久々の再会。

それが合コンだとしても憲治と会えることに意味がある。他の人なんて正直どうでもいいし、眼中にない。憲治が連れてきた後輩は2つ下の21歳と4つ下の19歳。19歳なんてお酒も飲めないし、論外だ。

久しぶりに見る憲治はとてもかっこよく思えた。暗めの短髪に軟骨ピアスを付けていて、ものすごく似合っていた。
憲治は、私と会うことが半年ぶりとは思えないような口振りで、
「久しぶり!」とだけ言って、その後は初めて出会ったタコパの時のことをみんなに話してその場の沈黙を回避していた。

みんな緊張しているのか、口数が少なくて会話が弾まない。合コンってこんな感じだったっけ…。

この合コンで分かったこと、それは、

憲治は辛いものが苦手だと言うこと、
部活動はバスケとバトミントンをしていたこと、
キャバクラには時々行くということ...
このくらい。

このままでは終われない。
キャバ嬢に負けない話術で場を盛り上げて、憲治に好かれて、そして、絶対に2次会に繋げる。
開始時間を20時にしたのはその為でもあるのだから...。若干遅めの時間にすれば2次会を開いた時には終電を逃して朝までコース。しんどいが、大好きな憲治と朝までコースは悪くない。

食事が終わるとそのまま自然な流れでカラオケへ。
2次会開催決定。

憲治との朝までコースが始まる...。
(2人ではないけど。)

~to be continued~