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「育てよう!国産大豆プロジェクト」〜有機大豆の国産自給率を上げるには〜第1回イベント開催のお知らせ

未来へ健康と日本食を支える安心安全の大豆を繋ぎたい ・味噌や醤油を安心して食べられる豊かな未来を作りたい そんな想いをもとに始まった「育てよう!国産大豆プロジェクト」です。

◯開催の背景

国産大豆の普及率 味噌や醤油、豆腐、納豆といった加工品の原料である “大豆”は豊富なタンパク源として日本人の健康を長らく支えてきました。

しかし、実際は9割以上は輸入品に頼っています。国産の大豆普及率は現在10%未満、そのうち有機の大豆普及率はわずか1%未満です。

第1回のイベントでは、日本各地で大豆を育て、国産大豆のタネを繋ぎます。 まずは小さな1粒の種から。 豊かな未来にむけてみんなで種まきしましょう!


◯当日の概要

名称 「育てよう!国産大豆プロジェクト」
日付 2023年7月2日(日)
時間 10〜13時予定
場所 メイン会場および全国のサテライト会場
申込 参加の会場へ直接、問い合わせください
服装 種蒔きが出来るスタイル


◯事務局

● 菊子自然&有機農園

畑に図書館/ミニシアター/囲炉裏カフェ/BBQ場を併設。ドームハウスも完成。"畑に行くことが楽しくなる農業"を展開している。

● HyggevegeFarm

『農薬と肥料を入れない自然農法の畑』を通じて、居心地の良い "空間" "時間" "人との繋がり" を育てる。越谷と厚木、計5カ所の圃場にて展開中。


◯メイン会場

● 神奈川県 厚木市 まつげ台

事務局へ申込後、案内します。


◯サテライト会場

当日は竹筒のプランターを製作し、全国のサテライト会場と繋ぎ、国産大豆の種を蒔きます。

● 富士山麓 有機農家シードバンク

場所 静岡県 富士宮市
担当 シードバンク鈴木さん 
   SEEDCAFE亀井さん

命のたねを未来へ繋げようたねは万人のもの、たねは繋げるもの。固定種、在来種のたねを自家採種し、次世代へと繋げるシードバンクを運営しています。

富士宮市では、富士山麓有機農家によるオーガニック給食の日も導入されています(参考記事→)。

● 早坂の棚田 味噌作りプロジェクト

場所 栃木県 芳賀郡 茂木町
担当 ナチュラルフード森の扉

蛍が乱舞する早坂の棚田の休耕地を利用して、自分達で大豆を育ててお味噌作りまで繋げる「自産自消」のプロジェクト。

● Artemis 株式会社

場所 兵庫県 淡路市
担当 笹山さん

こどものーかプロジェクト
場所 鳥取県 米子市

2023年にて、3年目。自然農法の畑、子どもが農家になるプロジェクトを行なっています。


当日、出雲市佐田町で代々受け継がれている「黄大豆」を栽培し、保全されきた「村岡 大吾郎さん」を講師でお招きします。

● つなぐわ農園プロジェクト

場所 広島県 尾道市
担当 SPOON 郷原さん(Instagram
*同時開催の予定なし、別日開催予定。

● 糸島しましまプロジェクト

場所 福岡県 糸島市 
担当 アロマの工房 香の宮 阪井さん

「食育」「農業」「学習」の3つを柱とし、子どもの居場所をサポートしています。


◯今後の予定

●2023年の年間予定

種蒔 第1回 2023年7月2日(日)
栽培 参加者が持ち帰り自宅で栽培
植付 種蒔より約2週間後(開催地による)
収穫
加工品造り

●2024年以降の予定〜(構想中)

各地の種自慢大会〜自賛自称〜
地域と地域の交流会(各地域への視察)
第2回の開催「種蒔イベントの開催」


◯ 最後に〜本質的な食育とは〜

2050年の「脱炭素社会」に向け、「みどりの食料システム戦略(以下、みどり戦略)」が農林水産省より発表されました。

2050年までに「有機農業の面積割合を25%(100万ha)に拡大」「化学農薬の使用量(リスク換算)を半減」「輸入原料や化石燃料を原料とした化学肥料の使用量を3割減」といった戦後農政の基本路線であった農業の近代化・産業化を再考する画期的な内容となっています。

参考:農林水産省:みどりの食料システム戦略

それに伴い、有機農産物の拡大は、消費の拡大に伴ってこそ、可能となります。民間の団体が中心に「有機給食の推進」や「地域農家と地域住民の交流」による仕組み化が進んでいます。

その有機の流れの追い風の中で、最も取り残されないのか気がかりなのが「種子(タネ)」となります。

みどり戦略において、気候変動に適応する持続的な農業の実現に向け、高温に強い品種や生産技術の開発が目指されています。

さらに、スマート育種システムを導入し、農作物のゲノム情報や生育などの育種に関するビッグデータを整備し、これをAIや新たな育種技術を迅速に進める方向性が提示されています。そこでは、海外のバイオメジャー(遺伝子組み換え企業)による日本市場への影響が懸念されます。

このままバイオメジャーが参入してくると、種の知的財産権を海外資本に独占されることが危惧され、海外依存が進み、ますます日本の食料主権が脅かされる可能性も考えられます。食料は人間の安全保障の要でもあります。

そして、生物が持つDNA配列を「狙って変化」させることにより、遺伝子損傷などの課題があり、世界的には懸念が高まっており、以下の通りに各国では対策されています。

◯韓国では学校給食に地域の種子から採れた産物を活用する仕組み(ローカルフード育成支援条例)を作り、行政に任せずに、地域の人たちも参加して、ローカルフード委員会を構成し、地域の食の計画を作っていき、成功を収めています。

◯2003年ブラジルでも農家の在来種を守る種子条項が制定

◯イタリアなどEU各国でも在来種を守る動きが本格化

◯アメリカでも、ネイティブ・インディアン種子保護法案が提案されました。地域の農家の種子を生かす政策が世界各地で始まる。


日本においては、有機栽培が推進されるのは喜ばしいことなのですが、現状の国策では、海外のトレンドと逆行し、根本の「種」が抜け落ちています。

これから出回る可能性が高いのは、雑草との競争力、病害虫に対する耐性が重視された品種改良されたモノです。

私たちの「いのち」とは、効率の良さなのか。

あなたは、100年後に、どんなバトンを引き渡したいのか。今一度、考えてみませんか。


◯ 記事作成

株式会社 関わり 代表 関 愛子

幼少期からアトピー性皮膚炎、入院や休職を経験。医師・管理栄養士による食育の指導により、寛解した。ステロイドすら効かなくなった私の治療法として「副腎疲労の治療法」を、医師監修により体験談をSNS発信する。

食の大切さを伝えるため、オーガニック給食フォーラム、「育てよう!国産大豆プロジェクト」に参加し、「Goodbye_allergy」を目指す。

地球の土壌環境と人間の皮膚が繋がっていること。自然環境の保全活動も含めたアレルギー症状の治療こそが、本質的であるとし、2023年秋絵本「いのちのころも」を出版予定。


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