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英語のスキル不足が招いた飛行機の大惨事

DMM DAILY NEWSの記事を読んで英語を勉強しています。ボキャブラリーを予習し、記事を読み、日本語訳を表示せずに翻訳、という手順です。せっかく翻訳しているのでnoteにアップしてみようと思います。

英語のスキルがパイロットの必須条件ではなかった頃、スキル不足によって飛行機の大きな事故があったそうです。必須条件じゃなかった時代があったんですね!びっくりしました。
今日の記事はこちらです↓
How Poor English Skills Have Caused Serious Plane Crashes

英語のスキル不足が招いた深刻な飛行機事故

殆どの場合、英語を話しているときにミスをしても、ちょっと恥をかくくらいで大事にはなりません。しかし、パイロットや航空業務の関係者となると話は別で、コミュニケーションの良し悪しが生死に関わることもあるのです。

英語のスキルがパイロットになるための必須条件として標準化されたのが2001年、それ以前に発生した、英語のスキル不足が引き起こした2つの深刻な飛行機事故をご紹介します。


チャルキダドリ上空での衝突

1996年11月12日、サウジアラビア航空のボーイング747とカザフスタン航空のIL-76が、インドのチャルキダドリ上空で衝突しました。航空交通管制によるとこの事故は、カザフスタン航空のクルーと航空交通管制局との間での誤解によって発生しました。

カザフスタン航空のパイロットは、高度14,000フィートでのフライトを指示されたと受け取りましたが、実際の指示はその逆で、サウジアラビア航空の飛行機がその高度にいるため、そこではフライトしないように、という警告でした。

そして衝突が起こり、両機合わせて349人が亡くなりました。これは世界最多の死者数になってしまった上空での衝突事故です。


テネリフェ空港での惨事

1977年3月27日、現在はテネリフェ空港と名前を変えたロスロデオ空港で、2つの飛行機が滑走路で衝突しました。

近隣の空港でテロが発生したため、多くの飛行機が、霧で視界の悪いロスロデオ空港に戻ってきていました。

一方の飛行機クルーの主な言語はドイツ語で、もう一方は英語、そして管制塔はスペイン語でした。それぞれのアクセントにより英語でのコミュニケーションは困難を極め、離陸許可を求める際には曖昧な言語により混乱が生じていました。

濃霧の中お互いの機体が確認できない状況で、一機が離陸許可を得たと誤認し、離陸しようとしたそのときに衝突が起こりました。衝突による火災で583人が亡くなり、生存者はたった61人という、歴史上最も死者数を出してしまった大事故となりました。

What I think

怖い内容でしたが、今日はわたしの大好きな飛行機の記事でした。飛行機を見ながらお茶するためだけに最寄りの空港に行くくらい好きです。
航空乗務員や地上職の方など、航空会社に勤務するには英語スキルが必要最低条件だと思っていましたが、2001年まではそれが当たり前ではなかったんですね。飛行機事故で死亡する確率は1100万分の1、自動車事故では5000分の1と言われており、圧倒的に飛行機事故のほうが死亡する確率が低いのですが、自動車と比べて乗客数が多いので、一度事故が起こると永遠に記憶に刻まれるくらい大きなインパクトがありますね。。。
それでもやっぱり飛行機や飛行機旅が好きです。安心して旅行できる日が早く戻りますように。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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