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馬が好き
はじめて馬に乗ったのはオーストラリアでした。
旅行会社時代、とある高校の語学研修に添乗させて頂きました。研修は二週間で行き先はオーストラリア。プログラムにはアクティビティとしてファームステイが含まれておりました。
滞在したのは家族経営の観光牧場。
そこのお母さんがモーニングティー用にスコーンを焼いてくれたり、娘さんが朝産まれたばかりのヒヨコを連れてきて見せてくれたり。
オーストラリアの壮大な自然の中
朝は森を散歩して
夜は皆で焚き火を囲んで踊ったりして。
「ここんちの子になって、ずっとここにいたい。」
と生徒達は思ったはずです。
いや、少なくとも引率の先生とワタシは激しくそう思いました。ハイ。
乗馬は特に講習などもなく、朝、馬小屋に行って各自が乗せてもらう馬に
①話しかけ(機嫌はどう〜とか、いい天気だね〜とか、人参は好き〜?とか)、
②ブラッシングして、
③簡単な手綱さばきだけを教わり(ストップアンドゴーなど)、
いざ裏山トレッキングへゴーです。
実際乗ってみてわかったのですが、馬さん達が非常に賢いので、お任せしていれば、特に困った事は起こらないのです。
馬の方が道を分かっているし、水が飲めるところやおいしい草が生えているところもよく知っています。
私もちゃっかり馬さんの背中に、ぽっこんぽっこんと乗せてもらいながら、楽しそうな生徒たちを見守らせて頂きました。
そんな楽しい乗馬がどうしても忘れられず、日本でも体験レッスンに行ってみたことがあります。千葉にある乗馬クラブでした。
私が乗らせてもらったのは、元競走馬の賢いおじいちゃん馬で、もちろんクラブ内でですが久しぶりの乗馬を楽しみました。
最後に馬を降りた後、彼と軽くおしゃべりしながらブラッシングをして、バイバイとなったのですが、別れ際、なんと彼が急に近づいてきて、私のお腹に顔をスリスリしてくれたのです…!!!
何この離れがたさ!!!!
キュン死…!私をキュン死させる気なのかしら!!まさか新規顧客を逃がさないためにそういうふうにしつけられているとか?いやいや考えすぎよ。こんなにピュアな目をしているのだもの。賢いし、性格良すぎて自然とそういうことしちゃうのかも。はっ、まさか私がコミュ力不足でスキンシップ下手なのがバレたとか?瞬時に私のトラウマや性癖を察知して黙ってそっと寄り添ってくれたのかも。やだ泣きそう。ホストクラブ行ったことないけど、もしかしてナンバーワンホストってこういう感じ?癒される。やだもう好き!!乗馬クラブ入ります!!!
と言う気持ちにさせられました。
その後、クラブ内のカフェで厩務員の方のお話を伺いました。
馬さんの皮膚からはポジティブなエネルギーがいつも漏れており、
人は馬に触れるだけでもそのエネルギーを吸収することができるのだそう。
実はそのために乗馬ではなく、馬を撫でに来るセラピストの方も多いのだとか。
また馬は繊細で非常に賢いので、乗っている人の状態がとてもよくわかってしまうらしく、上手な人が乗れば涼しい顔で帰ってくるのに、下手な人が乗ると、馬の方が気を遣って汗びっしょりで帰ってくるのだそうです。優しいね。
千葉まで通えそうもないのでクラブへの入会は諦めたのですが
イケ馬の彼はどうしているかなあ。
話はちょっとずれるのですが、馬の鼻息って
子馬の方があったかいですよね。
馬の親子に手の甲をフンカフンカしてもらったとき
その温度差に驚いたのを覚えています。
やっぱり鼻腔の長さが関係するのかなあ。
なんだか無性に馬に会いに行きたいなあ。
今日はここまで!
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