分足システムトレードの現場
私は分足システムトレーダーです。
以前は日足システムトレーダーでした。
過去の記事でも書きましたが、楽天RSSで1分足の四本値をダウンロードして
CSVファイルに保存し、VBAで配列に格納し、独自のロジックで解析しています。
そこで、手法を開発し、それに基づいてデイトレをやっています。
日々の反省は、検証結果と本日のトレード結果が一致しているか、否かをチェックすることです。
このトレードシステムを開発するには膨大なプログラミングと、フォワードテストを通じ、継続的なブラッシュアップが必要です。
トレードスタイルを確立するまでは、長い時間と、努力と忍耐を要します。
なので、やっている人が少ないと思います。
だからエッジがあると思っています。
困難を伴いますが、システムが出来上がれば、トレード自体は非常にシンプルなものとなります。
私がザラバ中にやっていることは、買いと空売りのそれぞれの発注ボードに
●印のシグナルが出たことを確認し、発注ボタンをポチします。
以前にも書きましたが、買い、空売りとも、Excelフォーム上にlistviewを配置し、●印でシグナルを出しています。
以下の画像は買いのシグナル検出&発注ボードです。左側はシグナルを表示するlistview。
右側は、発注銘柄と、指値が刺さり約定した銘柄のリストです。
ザラバ中は、なんの感情も入れずに即ポチしています。ちょうどもぐら叩きで、出てきたモグラを速攻叩いているのとよく似ています。
約定後は、基本放置です。
エントリー前に支持線どうの、抵抗線がどうのといった判断は一切入れません。
また、ここで入ると負けそう、この銘柄は危険、チャート形状がいまいち、などの私的な感情も一切入れません。とにかく速攻で発注します。
私のシステムでは、いろいろと考えていいことは一つもありません。というか1トレードごとに感情や予測を入れていたらデイトレは非常に疲れる作業になります。
そしてメンタルがブレブレになります。これでは一年を通して一貫性を保ったトレードなどできません。
考えるのは、場が終わってからです。
発注は自動化されているので、、ザラ場中はマウスをポチポチするのみです。
キーボードを触ることはほぼありません。
特に寄り付き直後は、モニターを凝視して、マウスポチの乱打をしています。
また、Excelシート上ではいろいろな指標を色分けし、音声で注意喚起や、シグナル検出音など出し、トレードミスが出ないようにしています。
以下の画像は私が使っているExcelファイルです。
ザラバ検証は、1分足を解析して手法の開発や、日々トレードとの差異を確認するために使っています。
四本値取得は、楽天RSSを使って1分足をCSVファイルに流し込むために使っています。
セットアップは、ザラバ監視用に使っています。
イザナミ検証 イザナミは日足検証ソフトです。日足検証では、デイトレの分足検証はできませんが、それでも、ざっくりとした期待値の把握や、長期にわたってその手法が機能しているかなどを確認するために使っています。
それで、イザナミの検証結果をExcelに貼り付けて分析しています。
一括バックアップは、万一パソコンがクラッシュしてもいいように、必要なファイルをUSBメモリに保存するために使っています。
まとめ
私はデイトレにおいては売買ルールが8割、メンタル、資金管理は2割と思っています。
エントリー後にチャートがどちらに動くかはは全くわかりません。
期待に外れて爆損してもOKです。
逆にエントリーして、このトレードで勝ちたいという感情が強くなればなるほど、トレードが苦しいものになっていきます。
トータルで勝つといった感覚が必要です。
私のザラバ検証シートはモニター画面に44行銘柄が表示されます。
この中に、平均して利確は〇個、損切りは〇個、引け成りは〇個、〇%の損失は〇個と出現数を把握しています。
このシートをスクロールさせながら、トレードの損益がそのような出方をしているのか監視しています。
デイトレは、確率と統計のゲームです。
個々のトレードに感情が入りすぎると勝てません。
また、1トレード毎に細かく反省しすぎてもあまり意味がありません。
チャートがどう動くは全くわからないからです。
期待値がプラスで、一定数のトレードを続け、手法にエッジがあれば、大数の法則により月末にはプラスになっています。
この感覚を身に着けることが、デイトレで勝つ基本原則だと思います。
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