うつわを満たす 時を超えて
昔、陶芸をやっていたころにつくっていた花器に
その時には、
存在していなかった子どもが(結婚さえしていなかったので)
花をいける日がくるなんて
つくった当時は夢にも思わなかったけど
こうして
だいぶ時を経て実現すると
なんだか感慨深いものがある。
器は、そのままではうつろであり、
使われてこそのものだから
その空(うつろ)が満たされる時
はじめて用足りるものになる
若い頃は、生み出すことに
自己矛盾を抱えることもあったけど
誰かの日常・こころ・暮らしの
スペースを埋めるピースになれば
この上ないと思いながら
また、ふつふつと
何かをつくりたい気持ちに火がつきはじめた
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