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火山との出会い

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2010年6月、僕は北大理学部、地球惑星科学科の3年生だ。
今日は計測実習という講義で、有珠山にきた。担当のOさん(先生と呼ばれるのを嫌がる)は変わった先生で、実習前の事前授業では飲食自由だし、本実習の前の下見の日にアメフト部の試合があると言ったら、「勝ってこい」と言われただけで、何も咎められなかった。

下見に来なかったので、初めての有珠山。銀沼火口と呼ばれる、過去の噴火でできたらしい場所にきた。
穴、でけー!ふけー!なんか湯気でてるー!

実習に来たものの、何をやるかよくわかっておらず、班長の女子に言われるまま、50mくらいある電線を引き(これが絡まって大変だった)、キャンプのペグのようなものをひたすら打っては抜いていった

有珠火山観測所で取ってきたデータの解析をH先生に教えてもらいながらやった。僕は今日、電気探査というものをやって、地面の電気の通りやすさを測ったらしい。解析をしていたら、データが足りないんじゃないかと思い始めた。

翌朝、本来は解析の続き、考察をするだけの予定だったが、H先生にお願いして、再測に連れていってもらった。晩になかなか飲んだ翌朝の林道ドライブは地獄だったけれど。

再測をして、観測所に戻り、技術職員のMさんが用意してくれた流しそうめんを食べた。火山観測、なんて楽しいんだ!

山に行って、綺麗な景色みて、ビール飲んで、データ見て、美味しいもの食べて、温泉入って!最高!
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