好きなバンドについて①Blonde Redhead
誰得だ?と思われそうだが、個人的に10年くらい聞き続けてしまっているバンドについて紹介してみたい。もしかしたらシリーズ化するかもしれない。
Blonde Redhead。日本人女性とイタリア人男性の双子からなるベースレスのスリーピースバンドである。
私は音楽のことはよくわからないのだが、彼らの作る曲は独特の不安定さと美しさがあって、大学時代に出会ってから今に至るまで10年くらい聞き続けてしまった。
個人的におすすめなのは以下の曲たちである。
「Jet Star」(「Masculine Feminine」より)
群青色の夜空の中を好きな人と一緒に飛び回っているような、そんな熱情を感じる。あるいは、暗い夜の町の中をひっそりと歩いて、見上げた窓に好きな人がいたときの小さな幸福感。どちらにせよ夜のイメージ。
静かなイントロから始まって、繰り返される
「私はあなたがぐっすりと寝ているのを知っている」「でも私は確かにあなたのものだ」(誤訳かもしれない)というフレーズ、からの耳を侵すようなギター。この歌が1、2を争うくらい好きです。あり得ないけど、もし自分がプロレスラーになったとしたらこの曲を入場曲にしたい。
「Falling Man」(「Misery Is A Butterfly」より)
この曲を聞いてこのバンドにはまりました。大学時代の同級生も「音の使い方がクセになる」と言っていた。「僕はまだ落ち方を学んでいるだけの男にすぎない」のあとに鳴るピアノの音がものすごく寂しくていい。雨が降ってる渋谷TSUTAYAでこの曲を聞いたときは疲れがほろーっと癒される感じがした。あと間奏がざわざわして怖い。
「Before」(Sit Down for Dinnerより)
本人たち曰く「自分はなんでもできると思っている子供を祝福する曲」らしい。すごく切なく聞こえる。なんともいえないスイッチを刺激される感じがする。余談だが私は英語があまり聞き取れないので「かつて私はすべてを見させられた静かな子供だった」を「かつて私は歌を一緒にうたった戦士だった」と聞き間違えて、それもあってより切なく感じてしまったのかもしれない。
以上、Blonde Redheadの紹介でした。これ以外にもおすすめの曲はありますが、文章で読むより実際に聞いてみた方が早いので、ぜひ聞いてみてください。では。
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