知らないこと、知ったかぶりをすること、正直でいること

知らないことを認めること、正直でいるということは、簡単じゃないと思うことがある。
子供の頃から「知らないことは恥ずかしいことではない。知ったかぶりをして、知らないまでいる方が恥ずかしいこと。」と言われ、すぐに質問・確認するように言われてきた。
「正直でいなさい。」とも言われてきた。

そして、同じことを子供に言っていたりする。

でもそれが出来ているかというとそうでもない。
人と話している時、知らない言葉が出てきてもあたかも知っているかのように話を合わせたりすることがある。そして、後から調べたりすることもある。

この時の心理を分解してみる。
・話の流れを止めてしまうのが申し訳ない。
・こんなことも知らないの!?と思われたくない。恥ずかしい。
・そもそも大して興味がないので聞き流しておこう。
・どうせ聞いてもすぐに忘れてしまうからいいや。
・多分あのことだろうなーと予測をする

逆の立場に立ってみて、一生懸命話していて、相手がそのことを知らなくて素直に聞いてもらえば、説明をするだろうし、質問をされることで話に関心を持ってもらえているんだという安心感にもなるだろう。また、正直で素直な人だなという信頼感にも繋がると思う。一方で知らないまま話を合わされたことを知った場合、残念な気持ちや不信感に繋がるかもしれない。

いつも自分のことだけを考えていると見えないことがたくさんあると気付かされる。
今また新しいことをたくさん学んでいる。わからないことは素直に質問をして自分の知識を増やし、信頼残高を減らさないように心がけたいと思う。



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