お洒落も人間性も足元から

私が靴を大切にするようになったのは
中学一年生の頃から

当時通っていた中学校には
文房具とか上履きとか
学校指定の革靴などを売っている購買部があって

そこに靴修理のおじさんがいました

ある日靴が壊れておじさんのところに持って行った時
何気なく、修理の様子を興味深く見ていたのです


するとおじさんが

「靴は毎日磨かないとだめだよ。毎日こうやって、汚れを落として油を足してあげないと、すぐにダメになってしまうからね。大切に使うと長持ちするからね。お父さんとお母さんが頑張って働いて買ってくれた靴を大切にしなさい。そうしたらべっぴんさんになれるよ」

べ、べっぴんさん？


なぜか、このおじさんの言葉が
ずっと心の中にあって

それから私は週に一回は自分と家族の靴を
磨くようになりました

さらには、人の靴を見ることが習慣になり
靴と人を結びつけるようになり



今では

初対面で、その人がどんな靴を
どんな状態で履いているかを見ると
なんとなく、どんな人かわかります


高級靴を履いていればよいわけではなく
自分の足に合った
手入れの行き届いている靴をできれば履いてほしい

靴が汚れていたり、踵がすり減っているのに
修理していない靴を履いているのは

メイクをしていなかったり、歯を磨いていないまま
人に会うのと同等レベル



靴が汚い男性とは二回目のデートは
したことがないです

自分の大切な足を守る靴を、自分に合っていない
さらには汚れたままのものを身につけるなんて

自分自身のことも大切にしていないし
相手も大切にできない人、気が遣えない人認定

デートの相手もそうだけど、ビジネスの面でも
靴に気を遣っていない人は
やっぱりどこか適当だったり、余裕がなかったり
必要な部分が欠けている方が多い印象です


お洒落も人間性も足元から

靴を磨くことは
自分自身に愛情をかけることにもなります

大切な足元から
心も輝かせましょう✨