見出し画像

なぜ統失 第3部「自宅療養編」⑫食事が飲み込めない!

前回の続き

大量の薬が処方されていた頃、
ある時から固形物を飲み込むことが出来なくなってしまいます。

口の中に入れて噛むことは出来るのですが、
いざ飲み込もうと思うと
飲み込むときに使う筋肉が動かないのです。

何時までも口の中に含んだままの飲み込むことが出来ないので、
吐き出すしかありません。

母親が仕方がないのでおかゆを作ってくれましたが、
おかゆも飲み込めませんでした。

唯一食べられた物は、
さつまいもをペースト状のスープにした物と、
かぼちゃを同じくペースト状のスープにした物だけです。

毎日母親にスープを作ってもらいました。

好きな食事も自由に取ることが出来ず、とても辛い毎日でした。

後に気がついたのですが、
カニクリームコロッケのクリームもなんとか食べることができました。

ちなみに体重は母親が作ってくれたスープを大量に飲んでいたので
現象するどころか増加していました。

ジュースを大量に飲んでいたのもあるでしょう。

食欲は増す一方なのに食べることが出来ない。

当然、診察の際に固形物が飲み込めないことを、
主治医のアタオカ先生に相談しました。

アタオカ先生は、

「副作用止めの注射を打ちましょう」

と言って、
大きな太い注射を打ってきました。

なんの薬剤の注射だったのかは分かりませんが、
固形物が飲み込める様になることはありませんでした。


続く。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?