見出し画像

なぜ統失 第6部 「長期入院編@3回目」⑳デイケアにお試し入学。

前回の続き。

開放病棟に移ってから約3ヶ月が経過しました。

ある日、
親がお見舞いに来た時に、

母親と看護師さん、
精神衛生福祉士さんとで、

退院後の生活について話し合いがありました。

前回はデイケアに通うのが嫌になって、
突然止めてしまったので、

退院してからは、

「今度はちゃんと毎日デイケアに通って下さい」

と言われました。

そして、

毎日ちゃんとデイケアに通うことが出来るのか、
家で大人しく真面目に生活することが出来るのか、

様子を見るために、

「一週間ほど外泊許可を取るので、家からデイケアに通ってみて下さい」

と言われました。

でも僕は、
家からこんな遠い所まで毎日通いたくありません。

そこで、

家の近くにも精神病院があることを思い出し、

そこのデイケアに通うのは駄目なのかと尋ねてみました。

家からチャリで十分通える距離にあります。

実はそこも、
この病院と同じ系列の精神病院です。

そこのデイケアでもいいと許可が下りました。

暫くして外泊許可が下りたので、

そこのデイケアまで、
月曜日から金曜日までの5日間、
家からチャリで通いました。

入院中の病院のデイケアより遥かに小規模で、
一日あたりの利用者さんは10人前後しか居ません。

平均年齢も高く、
およそ50歳以上だと思われます。

元々僕は、

おしゃべりはそんなに嫌いでは無く、
むしろ好きな方なのですが、

どうも薬を飲むとドーパミンが過剰に抑えられてしまう為か、

頭がぼぉ〜として働かず、
他人と話す事がおっくうになってしまいます。

なんにもやる気が起こりません。

デイケアでも黙って一週間ずっと席に座っていました。

ここは小規模なので、
決まったプログラムに全員参加です。

ここでは特に話しかけてくる人も、
スタッフさん以外いなかったと思います。

退屈でつまらなくて辛かったけど、
何とか耐えて5日間通う事が出来ました。

このデイケアには、
今現在、毎日通っています。

続く。











この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?