なぜ統失 第6部 「長期入院編@3回目」⑭畑仕事に強制参加!?
前回の続き。
開放病棟に移されて、
一週間が経過した頃、
月〜金曜までの平日の午前中、
活動に参加するように即されました。
動けない患者さん以外は、
ほぼ強制参加です。
身体の動く具合によって活動内容を振り分けられます。
僕は一番の若手で、
大量に薬を処方されているとは言え、
まだ身体は動くので、
キツイ仕事に振り分けられました。
キツイ方に参加する患者さんは、
ごく僅か(8名程度)の男性の患者さんです。
まず朝食後に、
食堂とその階の廊下の掃除をさせられます。
みんな黙々と掃除をしています。
僕は、
患者というお金を払っている立場なのに、
何故、自分たちが掃除をしないとならないのか、
理不尽さを感じながら嫌々掃除をこなしていました。
他の患者さんは、
お絵かきや工作、手芸、ビデオ、音楽鑑賞などの、
楽で簡単な活動に参加されています。
キツイ方のチームは、
掃除が終わると畑仕事に参加させられます。
デイケアで参加した農園と同じ畑です。
僕は、
デイケアで農園に参加した時、
大変きつい経験をしたのを覚えていたので、
(なぜ統失 第5部 ②デイケア初日 参照)
畑仕事に参加する事だけは全力で拒否しました。
幸い、
担当の作業療法士さんは、
まだ20代前半の若くてかわいい、
経験の足りない小娘だったので、
30分近くに渡る説得をなんとかしのぎ、
掃除が終わってからは、
楽な活動の方のチームに合流しても良い事になりました!
このお姉さんの、
農園に出て下さい攻撃は、
事あるごとに、
退院が決まる寸前まで続きました。
最後の方には、
「私、絶対諦めんけぇね!」
とムキになって説得してきていました。
僕も毎回絶対出たくないとムキになって断ってました!
続く。
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