見出し画像

なぜ統失 第6部 「長期入院編@3回目」⑨精神科医は約束を守らない。

前回の続き。

入院してから約束の一ヶ月が経ちました。

前回の入院時と同じく、
看護師さんに退院支援委員会があるからと呼ばれ、
会議室に案内されました。

入院は一ヶ月だけとアタオカ先生と約束した筈だけど、
前回の事もあるので本当に退院出来るのか不安を感じていました。

(なぜ統失 第4部「2度目の入院」参照)

会議が始まると、
まず初めに担当の看護師さんから僕の病状の説明がありました。

特に何も問題は無いと好意的な事を説明してくれました。

次はアタオカ先生の判決です。

何の理由の説明も無く、

「入院継続という事で、引き続き様子を見ましょう」

と一言唱えました。

またか…

僕はとてもくやしい気持ちになりました。

頭がぼぉ〜っとする薬(統合失調症治療薬)を飲んでいなかったら悔しくて泣いてたかもしれません。

薬を新薬に変えたいので、
様子を見る為の入院だった筈なのに、

薬はとっくの昔に元のに戻ってるし、

一体何の為の入院なんだ…

『ここから約一年後のある日の診察の時、
偶然、僕のカルテがチラッと目に映りました。
そこにはある衝撃的な事が書かれていました』

『なんと、入院の本当の理由は◯◯◯◯だったのです!』

閉鎖病棟での入院生活は、
結局3ヶ月の長期に渡る事となってしまいました。


続く。







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?