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木製コースターの上に小さなジオラマ空間を創る(NO.11〜建物編)

 私が製作している1/72のミニチュアサイズは、素材も少なく、細かすぎるゆえの難しさも多いのですが、小さい分デフォルメして割りきって作ることも可能。なので製作時間も比較的短く、場所を取らないのでたくさん飾っておけるのがメリット。なんと言っても、ミニチュアコレクターにはたまらないサイズ感が魅力です。
 これまで作成してきたジオラマの背景は、樹木や水辺などの自然題材ばかりだったので、『建物』を使ってみたくなり挑戦してみました。(木製コースターでは収まらないので、木製鍋敷きをベースにしてます)

ジオラマタイトル『ソビエト崩壊前のウクライナで偵察中のソビエト戦車兵〜1970年代』

オランダ製の建物素材を入手。組み立てキットで色は着いていない。ヨーロッパの教会と思われる。
パッケージ写真を参考に、戦車の塗装と同じアクリル系プラカラーを使って、少し明るめなイメージにしてみた。レンガの継ぎ目やドアの木材の枠などにスミ入れし、輪郭強調して臨場感を出したのも、戦車塗装で学んだテクニック。
仕上げにフラットホワイトをドライブラシして劣化感を出し、同じくフラットブラックで雨だれの汚れ感を出してみた。初めての建物塗装だったが、なかなか良い感じに仕上がった。
アクセントにコートを着た一般市民を配置し、樹木で変化を付けてみた。樹木の葉を黄緑のジオラマ素材で製作したが、少し寂しかったので、イエローでドットを入れて柑橘系の果実の雰囲気を出してみた。
ポーランド製の1/72ソビエト戦車兵、WW2だが今回は1970年代風に塗装してみた。
戦後の第2世代ソビエト戦車 T-72とT-80。現在もロシア軍でバリバリ現役の車種です。

ミニチュアジオラマに建物素材が入ることで、圧倒的な広がり感が出たのと物語感が増したような気がします。

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