見出し画像

ティアラをかけた恋・企画書/週刊少年マガジン原作大賞 企画書部門

ティアラをかけた恋
・キャッチコピー
未来の王妃になるのは誰だ。王朝風ラブコメ開幕!! 
・あらすじ
 海洋国家、ジョブル王国の次の王・エドワードは、自由奔放で荒れた私生活を送っていた。王子の生活態度を改めようと、政府によって軍の士官学校に押し込められた。そこで出会う5人の少女、親戚のソフィ、優秀だけど高飛車なエディ、純粋な勤勉家のリリー、大国コモンウェルスからの留学生・アレクサンドラ、そしてエドワードのかつての恋人と瓜二つなアリスとともに、学び、衝突し、協力していくことで、エドワードは未来の王にふさわしい人間へ成長していく。そして、5人のうちの一人が、将来の王妃となる。 
・第1話あらすじ
 時は近代、海洋国家・ジョブル王国。交易国家として栄える分、交易路を守るため、強力な海軍を有している。王国政府は、海軍を維持・増強するために士官学校の充実と拡張を行っていた。
 次の王であるエドワード王子は荒れていた。酒に女と、酒池肉林の日々を送っていた。見兼ねた王と王国政府は、悪友のウィンストンとともに、エドワード王子を士官学校へ叩き込んだ。
 そんな感じで始める士官学校での学生生活の第1日を飾る入学式において、新入生首席・エディが新入生代表としての答辞を行う中、エドワードは入学式をサボり校庭の脇の木の下で、のんびり昼寝をしていた。
 そこへ先輩のアリスと出会う。アリスは、サボったエドワードを責めるようなことはせず、エドワードの入学を祝し、エドワードが環境に慣れるよう尽力してくれることを告げた。自分に親しくしてくれるアリスにエドワードは感動し、エドワードは遊び先で出会ったかつての恋人と似ていることをぼやいた。そこに、教官から言われて、エドワードを探しに来たエディが、目の前に現れた。エディは、尊敬するアリスを遊び人扱いしたことに激怒。口論となり、やがて実力行使へとヒートアップしていったが、エディがエドワードを打ち負かした。
 この日の夜、エドワードは悪友を呼び集め、エディに対して復讐を行うことを試みたが、又従兄弟のソフィが、エディがウェズ元帥の子供であることを教えて、エドワードに行動を起こさないよう説得した。アリスやエディのことばかり意識しているエドワードにソフィは自分のことも意識してほしいともどかしい気分になる。
 そんな中、留学生のアレクサンドラはエドワードに興味を持ち始めていた。
・2話以降あらすじ
 大国コモンウェルスはジョブル王国の海軍力に非常に強い関心があり、コモンウェルスの末端皇族のアレクサンドラに、情報収集任務の密命を与えて、留学生として送り込んだ。アレクサンドラは学業をこなしつつ、多くの士官や貴族の門弟学生らと交流し、情報収集のためのコネクションを構築している。諜報網のコネクションの対象の一つにエドワードも含まれており、エドワードに接近する。エドワードを深く観察し、彼の性格、好みを把握、エドワードの好みそうな女を演じ、振る舞う。途中、アレクサンドラを警戒するソフィの妨害を乗り越え、エドワードと親密な関係を築くことに成功する。しかし、ここで誤算が起きる。エドワードは士官学校に入るまで、軍とは一切の関わりがなく、王とは不仲で政治からは遠ざけられており、情報を得ようとした試みは失敗に終わった。しかし、エドワードの性格をアレクサンドラは段々気になるようになり、コモンウェルスの駐王国大使に、未来の王であるエドワードと自分がくっつくことで王国をコモンウェルスの友好国にすることができると、アレクサンドラは提案する。
 エディは、入学以来首席を維持し続ける優等生だが、厳格で高飛車な性格が災いし、多くの学生らから反感を買っていた。父・ウェズ元帥からも諌まれる状況の中、エディ嫌いの学生たちが、エディへの不満を教師陣や生徒会にぶつけ、処分を求める状況となった。エドワードの学校内での立場を改善させられないか模索していたソフィの提案で、エドワードが解決に向けて、奔走していくことになり、最初はソフィからの頼みで嫌々やっていたエドワードだったが、段々と問題解決に向けて、意欲を増して行うようになり、エドワードはこの1件をきっかけに社会への努力を尽くすという王族としての意識が芽生え始めるようになった。サボりがちだった士官学校での学業もまじめに行うようになる。品行方正になっていくエドワードを見て、助けられた恩もあってか、エディはエドワードへの見方を好意的な方向へ変えていくようになる。
 王族として、士官学校の学生としての意識が芽生えたエドワードは、今までなまけていた勉学を取り戻すべく、図書室に入り浸る日々を送るようになる。そこで、図書室で自習していたエディよりは影が薄いが、優等生であるリリーと出会う。エドワードへの偏見がなく純粋なリリーはエドワードに勉強で分からないところを真摯に教えるようになり、二人は勉強仲間として仲良くなっていく。ソフィとアレクサンドラはエドワードと恋人かそれ並みの親密な関係を望んできたため、この状況に焦り、二人もよく図書室へ入り浸るようになる。そんな中、アリスはなにか思いを秘めてエドワードを暖かく見守っていた。
 アレクサンドラの実家コモンウェルスは、アレクサンドラの提案で王国への融和的・友好的な外交方針を行っていたが、政権交代によって、今までの外交とは打って変わって、強硬的な外交方針へ展開しつつあった。

#週刊少年マガジン原作大賞

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?