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32歩 FIREへの憧れはあるか?

最近(というかここ2年ほど)、書籍やYoutubeで資産形成や投資に関する勉強を日々しています。投資信託と合わせて、趣味で楽しむ程度に個別株の取引も少しだけやっている状況です。

そして最近思うことがあります。
そんなにお金をためて、何をしたいのか?



1つ確かなのは
FIREをしたいから」、は私にとってお金を貯める理由ではない
と思っています。



30代前半でアッパーマス層に到達


昨年の早い段階で、アッパーマス層と呼ばれる規模に保有資産が到達しました。
要因の1つは株式市場の好調なこと。
それに加えて、昨年からは居住費がかなり抑えられたため、ひと月の生活費が減って、その分だけ投資に回せるお金が増えたことも一因です。
(転勤をしたことで会社からの住宅補助が大幅に増えました。これは想定外のラッキー要因)

株式会社野村総合研究所

日本の世帯の約80%はマス層(純金融資産保有額3,000万円未満)ということなので、30歳台前半で3,000万円以上貯められたのは、早いうちに投資や資産形成の勉強した甲斐があったなぁと思います。

資産が増えても、支出はあまり変わらない(変えない)


それなりの資産が積み上がってきましたが、生活水準はほぼ変わりません。

ブランド品を買ったり、高級旅館に泊まったりすることも、出来なくはないです。ただ、もともとブランドを理由に買い物をすることが、あまり興味がありません。値札を下げている感があるのが、私は好きではないのでしょう。(まだ有名ではないブランド、とかのほうが好き)
靴にはお金をかけているほうですが、修理をしながら長く履くことが多いので、これもある意味コスパがいい買い物と思っています。

旅行もコスパ重視で、「この費用で、これだけ満足する旅ができた!」というほうが楽しさがあって好きです。コロナ中にお手頃価格で星野リゾートに宿泊したりしましたが、通常価格だとちょっと勿体ないかも…と感じてしまうでしょう。

転勤で収入は少し増えましたが、支出はあまり比例していないので、余った分はすべて貯蓄や投資資金になっています。

たぶんお金を貯めること自体が好き


つぎに私が資産形成を順調に行えているのは、おそらく性格的な側面が大きく影響しています。

おそらく、ケチなのでしょう。よく言えば倹約家だと思います。

思えば、小さな頃から毎年もらうお年玉のほとんどは貯金に回していました。もらったお年玉を数える瞬間が好きでしたね。(今思うと、いやな子供だな)
ちなみに、そのお年玉は知らないうちに私の大学の学費に消えていましたが、まぁ自分のためなので問題ありません。

あと、お金を貯めること自体がもはや趣味の1つなので、「無駄に使って、減るのが嫌」という感覚が強いのでしょう。
日常的に楽しんでいる趣味もお金があまり掛からないものが多いです。ただもしかしたら、「お金をかけずに楽しめるものを選んで、そのなかで自分に合っていたものが趣味として続いているだけ」なのかもしれません。ちょっと悲しい考え方だけど。

たぶん仕事も好き


FIRE Financial Independence, Retire Early 
日本語に訳すと、「経済的な自立と早期退職」ですね。

私がFIREに惹かれないのは、「早期退職」の部分にそんなに魅力を感じていないからだろうな、と思います。

いまの仕事が「めちゃくちゃ好き!」「あこがれていた職業!」とかではないです。
とても苦戦をした就職活動のなかで、運よく内定がもらえた会社に就職しただけです。ただ運は良いのかも、と感じます。
周りの同僚や同期に恵まている。就いた職種も自分の性格に合っている。努力も認めてもらえる環境にいる。ありがたいことだなと思います。

仕事がんばって会社や世の中の役に立って
その稼ぎを投資に回して、お金を増やす、のが好きなのかもしれません。


いつか今の仕事を辞めてでも、やりたいと思うことが見つかるかもしれない


まだ30代半ば、これから定年まで同じ会社で働くかはわかりません。これから先、運命的にやりたいことが見つかることだってあるでしょう。
そのときに、「お金がないからあきらめるしかない…」とだけはなりたくないなと思うのも、お金を貯めるひとつの理由です。

いつ来る分からない、未来の自分のために。
無理なく、でも無駄もなく。
明日も、またお金を貯めることを楽しんで生きていくのでしょう。

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