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統計に触れて思ったこと

 先週は「統計」について改めて学んだ一週間だった。勝間塾のサポートメールのテーマが統計だったからだ。

ビッグデータ云々という話は最近の流行りでもあると思う。

 現代社会が統計に大きく依存しているということは理解できる。そして、統計をある程度理解し、それを生活に生かしていくことは必要だと思う。

その一方で、私は今C.Gユングを学んでいる。

 ユングの考え方は統計とは真逆だ。一言でいうと、彼は個人の経験を深く深く掘り下げていく事で普遍を見つけようとした人だと言える。

 私自身が、統計も大事だと思うと同時にユングも好きだと思うところ自体がとても面白い。

 どちらが正しくてどちらが間違っているということでもない。

 おそらく人間というのは、そういうものなんだろう。色々と矛盾したものを抱えながら生きている。むしろそれを「矛盾」ととらえるよりも、単なる「共存」と捉えるほうがしっくりくる。

 「自分」がそういう存在だとしたら、「他者」もそうなんだろう。

 人それぞれが、色々な理屈や感情、行動パターンの混ぜ合わせで存在している。

 そう思うと、「理解できない!」「なんであんなことするの!」と思うことはあっても、
そもそも理解できないこと、受け入れられないことが当たり前なんじゃないかと思う。

 だけど、ひとところにずっといたり、関わる人がいつも同じという環境にいると、私たちはすぐそのことを忘れてしまう。

 だから、なるべく色々な人と会って色々な考え方を知っておくというのは、とても大事なことのように思う。

 他者を尊重する、ということは、交わることから始まる。

と、ここまで書いてみて、「統計とユング」ってことからこの結論に至るのも、私の個性なんだろうなと思うと、なんだか少し可笑しい。


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