私の最期の先生 十一話 ※センシティブ表現有
今回の話は一部センシティブな表現があります。苦手な方はブラウザバックを推奨します。
十一話 怪物
murder side
最初は快闊ないい人だと思った。美人で気立ても良くて、こんな女性がいるのかと目を疑った。次第にそれは俺が絵空事の世界で描いていた人を模した怪物だった。
バイトを初めて一月ほどたったとき、それは態度が少し変わった。普段と変わらないのにどこかよそよそしい態度だったり、錠剤の薬みたいな小さい声で悪口を言われた。俺はそれに嫌われたのかと不安で不安でどうにかなってし