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昇段審査①

そろそろ秋の名古屋での昇段審査についてどうするべき(受ける?受けない?)か考える時期にきたので、ちょっと書いてみます。

まず、私の段位は六段で称号はありません。
昨年秋に七段受験の資格を得たんですが、コロナと五十肩の影響で2年以上まったくお稽古ができなかったので、さすがに無理やろう、と思い春も含め回避しました。
というか右肩が全く上がらない状態だったので、稽古不足云々の話じゃなかったんですが。

現在肩はお稽古に耐えうる状態まで戻ってるんですが、仕事の都合で稽古不足は解消されてません。
ただ、中年になって以降やたら自己肯定感が高くなってしまったため、身体はそれなりに動くので、勘が戻ればワンチャンいけるか、などと考えていたところ、息子から「剣道舐めんな」と言われてしまい、ちょっと凹んでいるところです。

それはさておき、昇段審査に関して私の場合、初段からこっち12回受験しています。
初段から三段までが各3回ずつ、四段から六段まではすべて1発で合格という、まさに若い時の積み重ねを活かしているような感じですね。

初段は中1、二段は高1、三段は高3と、受験回数は重ねてますが、まあ順調に昇段してきました。
そういえば三段の2回目のときは、他校の選手と外で話し込んでいて順番を飛ばされてしまい、最後の方に2人で立ち合わせてもらいましたが、案の定不合格だったという悲しい過去もありますね。

審査に不合格だった6回はすべて立ち合いです。
原因がわかっているのは上の1回だけで、その他は全部憶えてません。
どんな立ち合いをしたか思い出せるのは、大人になって再開してから受験した五段と六段だけですね。

五段受験のときは、昇段審査に向けて特別に意識したこと、というのはないです。
年齢的に私と立ち会う方は、大人になってから剣道を始めたか、自分のようにブランクがあって再開したか、のいずれかだと思ってましたので、であれば自分より動ける人はそういないだろう、という自信がありました。

なので意識したのは「打ち過ぎない、一つ上の段を受けるつもりで落ち着いた剣道を」といった2点です。

主に稽古したのは形ですね。
高校の時にがっつり指導されたので、1本1本の動きは身体が憶えてるんですが、「あれ?5本目ってどっちやったっけ?」みたいなのがたくさんあったんで、道場の八段先生に改めてご指導いただきました。
なので、おかげさまで形も含め、危なげなく合格することができました。

六段のときはさすがに、どうしたもんか、と思いましたね。
相変わらず体は動いてましたし、春ごろには地方の大会で入賞するなどそこそこ充実してましたが、やはり全国審査ということで「俺ごときがホンマにええんか?」といった思いはありました。
一番の不安要素は、やはりお稽古を子供たちとしかしていない、という点でしたね。

月に何回か、他のお父さん先生と地稽古することはありましたが、それとておよそ5分程度。
しかも打てば当たる、くらいの力の差はありましたから。
受験前にはやはりそれなりに大人の稽古が必要か、と思っていたところ、夏場の地方審査であまり力に差のない別の先生が合格されまして「あ、じゃあ俺も大丈夫や。」と自信を持った次第です。

そこからはもう迷いはなかったですね。

なんだか長くなってしまったので、いったん納めます。
続きは次回、ということでよろしくお願いします。

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