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剣道を教える、ということ

最近はなかなか顔を出せてませんが、一応地元で少年剣道の指導員的なことをやってます。

「指導員的」と書いたのは、コロナ&50肩&仕事の都合で、3年ほど子供たちとお稽古ができてませんので。
まあ、最近はきちんと指導できてないから、といった意味です。

コロナ前までの12~3年ほどは、平日も含めそれなりに子供たちに教えてたんですよ。
で、こないだ久しぶりに顔をだすと、8割方知らない顔の子供たちになってて、ちょっと疎外感を感じましたね。

それはさておき、以前は大会や稽古会に行くと、よく子供たちを怒っている指導者を見かけました。
最近はどうなんでしょう?
その度に思ったんですが、少年剣道の指導で子供たちを怒るってどんな状況なんやろ?と。
そんな大声出すことってありますかね?

試合に負けたから?不甲斐ない内容やったから?
試合前にハッパをかける意味で大きな声を出すことはありますが、それも「いくぞーっ!」とかの掛け声ですよね。
試合後に怒鳴る意味ってなんなんでしょう?

そういう指導者って、過去にそうやって勝てた成功体験とかあったりするんですかね。
私の高校時代の監督も、よく蹴ったりビンタしたりとかありました。
びっくりしたのは、高校入学前に遠征に参加させてもらった時ですね。
2本負けして帰ってきたら思っきりビンタされました。
中学卒業して1週間くらいですよ。
いや俺まだ中3やし、と笑いそうになった記憶があります。
あ、国体予選で負けたときは補欠でしたが、やられましたね。

で、そんな風にどつかれたからといって、よっしゃ!って気合入りませんよね。
メンタル弱い子はむしろ委縮してしまって、それこそ負のスパイラルに陥ってしまいます。

そういった、怒鳴ったり手を出したりする指導者は、そうすることによって良い効果があると思ってはるんですよね。
だから繰り返す。
確かにそういったことをすると、ピリッとした空気になります。
でもそれは「もう叩かれるの嫌や」とか「怒られるの怖い」といった後ろ向きのものでしかありません。

これらが間違った指導であると気づいてない指導者が、まだまだいてはるんですよね。
むしろ「子供たちの成長のためには必要なこと」と思い込んでしまっているんで、困ったもんです。

ずっとそうやってきた(正しいかどうかを訊いてます)、愛のムチや(ムチはなくても愛せます)、お互い信頼しあってる(あなたみたいな人はみんなそう言います)云云かんぬん・・・。

もうね、前はよくても今はダメなことがいっぱいあるんです。
子供たちを指導する以上、「先生」なんです。
脚下照顧。
しっかりと自分を見つめなおしましょう。

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