fish & chips without chips (釧路さんぽ)
今、釧路に来ています。
お盆の天気予報を見ていたら、気温が北海道以外「真っ赤」に染まっていました。
あえて暑いところへ行く気にはなれず、北海道でまだ行ったことがない屈斜路湖畔に2泊滞在することにしました。
7月終わりに札幌を離れ、東京へ戻ってきた身でありながら、すぐに北海道に舞い戻るという...。
最寄りの摩周駅からホテルへの送迎をお願いしたのですが、朝早いフライトと遅いチェックインとの兼ね合いで、釧路駅付近で3時間以上、時間をつぶすことになりました。
11時前ですが、まずは腹ごしらえをすることに。
釧路駅から海側に向かって歩いていくと「釧路和商市場」というのが見えてきました。
中を覗いてみると「勝手丼」ができる店が幾つかあります。
〈釧路・阿寒湖観光公式サイト / 2024年8月13日〉
とても楽しそうではあるのですが、私は生来の「面倒くさがり屋」なので、普通に定食やラーメンを食べられる店「露風庵」に入ることに。
「たらフライ定食」があったので、注文しました。
「白身魚フライ」や「鮭フライ」は食べたことがありますが、ちゃんと「たら」と明記されたものを見たのは初めてかも。
大ぶりのフライが2枚...すごい迫力です。
ふんわりプリッとしたフライにタルタルソースを乗せて食べると、とても美味しい!
ふと、オーストラリアで食べた「フィッシュ&チップス」を思い出しました。
(なお、タイトルは「チップス(フライドポテト)なしのフィッシュ&チップス」なので、結局「魚フライ」です...。)
私はシドニーに半年ほど住んでいました。
また、テニスの全豪オープンを観戦しにメルボルンへ行ったり、一番好きな外国の都市、パースには3回くらい訪れていたりと、要するにオーストラリアが大好きです。
英国と同様、オーストラリアでもフィッシュ&チップスは人気でした。
特に、埠頭などに行くと、
"fisherman's wharf best fish & chips"
(漁師波止場で一番美味しいフィッシュ&チップス)
"beer battered fish & chips"
(ビール入り衣のフィッシュ&チップス)
などの宣伝が大きく書いてあって、とても美味しそうに感じて、ビールと一緒によく注文したものです。
なお、フィッシュ&チップスについては、chef ichi さんの2021年8月7日の下記記事を参照ください。
日本の白身魚フライとの一番の違いは、衣でしょう。
でも、フィッシュ&チップスも白身魚フライも、美味しいものは、
新鮮でふんわりホロッとするジューシーな白身と、サクッとした衣のハーモニー
それに加えて、具沢山のタルタルソースとの相乗効果
だと思うので、近いものがあります。
今回のたらフライ定食は、美味しかったです。
量が多かったのも、外国で食べるフィッシュ&チップスを想起させました。
旅先などの「非日常」で美味しいものを食べると、昔、食べたものの記憶を呼び起こして、感動が膨らみます。
ありがとう、和商市場の「たらフライ定食」!