感想『うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち』

カウンセリングの先生と、カウンセリングの終わり方について話したその日、おすすめ投稿に『うつヌケ』のレビューが出てきた。淡いピンク色をした表紙は、以前この本が話題になった時に見た記憶があった。「話題の本」から、「お役立ち本」になった今、会社帰りに本屋で手に取った。

本屋の漫画コーナーを一生懸命探したが、全く見当たらず、本を検索する機械で案内された棚番号は、医学コーナーだった。
なんだかここで、妙に納得してしまった。確かに医学でもあるのか。漫画、を優先してイメージしていたけど、鬱がテーマであった。

『うつヌケ』では、何人もの鬱抜け経験談が描かれている。経験者が伝えてくれてることは一貫しているように思う。その一貫性を言葉にするよりも、道は一つであると感じられたことが心強さであり安心。
その安心感を忘れた頃にまた手に取ろうと思って本棚に戻した。