2024年5月31日

昨日の記事の焼き直し……


働きかけ力

 グループワークでのこちらのテーマは、研修も終盤となり、来月からそれぞれ別の配属先で業務にあたることになり、A君は配属前に最後の思い出づくりとして同期全員での飲み会を企画しました。
 しかしD君は乗り気ではなく、けれどもここでの飲み会の意義として、飲み会に参加して貰えるように働きかけていました。
 このケースでの最善の選択はA君自身が直接説得するのではなく、Bさん、CさんにD君の説得を依頼することであると。

この時、D君への働きかけ力は、Aさんより、BさんCさんの方が強いと言えます。
どのような原理でそうなっているのかに興味を持ち、影響力の武器(なぜ人は動かされるのか)という本を、この土日に簡単に読みました。
その本で紹介していた6つの影響力のひとつ、「好意」が関係していると考えました。
相手をよく知っていて、好意を持っている人の働きかけを受けやすい。
今回のケースでは、「好意」の違いが働きかけ力の差に影響しました。

好意は、気持ちの好き嫌いというベクトル以外にも、顔なじみがあるかないか、だけの基準でも影響を持ちます。
何回もテレビで見てる人がいつしか親近感を持ってしまうようなもの。

毎日の単なる挨拶であっても、「好意」を高め、働きかけ力を高めることに繋がります。

もうひとつこの本から影響力の分類について、返報性について紹介します。

これは受けた恩は返したくなるというものです。「情けは人のためならず」のことわざにもあること。

研修の終わりが近づき、このメンバーが一度に介して集まれる機会が徐々に少なくなってきました。
 助けるどころか助けられてばかりですが、このメンバーとの思い出を作るためにも、少しでも信頼されるように頑張って、働きかけられるようになりたいと考えています。

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