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8/16猫を保護して-2日目-素敵な出会い

地域猫ちゃんを保護して病院から夫婦で帰ってきました。
翌日、近所でも生粋の地域猫好きの人が居ると妻に聞いたので直接相談を持ちかけました。
無論、面倒見てとは思いませんでしたが可愛がっていたと思うので事実を妻と二人で伝えに行きました。(ちなみに地域猫は3兄弟)
ピンポーン♪
戸建て家屋の二階の窓が開き、青年が窓から顔を出します。
地域猫が交通事故にあったので保護した事を伝えたかったのですが留守で、その数時間後に回覧板か何かでTEL番号を知ったのか電話がきました。
内容はその猫を一度見たいとの事でした。
直ぐにペットキャリーケースへ入れて、我々は合いに向い、起きたことすべてを伝えました。
その方は既に保護猫を8匹も飼われているので、お互いに今の半身不随状態での猫を面倒見るのは無理だと判断しました。
しかし、知人である地域猫を大切にしているある男性を紹介させてもらいたいと言われ、
「その方ならなんとか協力になってもらえる」との言葉を頂き、何度も謝られながらその場を後にしました。

2日目は相変わらずのショック状態なのか、無表情です。ずっとケージに寄り掛かり目を見開き、微動だにせず、睡眠も水もご飯もとらず、排尿だけは手動で行いました。
(病院から教わった圧迫排尿といわれる膀胱を手で圧縮するものです)
ノミダニも酷く痒そうで仕方ありませんが、後ろ足が動かないため掻けません。
今思い返すと一番可愛そうだったのがこの2日目でした。

すると、夜に協力いただけると聞いていた男性から電話が入ました。
内容と印象としまして、保護猫カフェの経営者を紹介するので一度会って話をしたらどうかとご提案で、とても猫愛に溢れているご自身でも地域猫を引き取り、とても前向きな素晴らしい会社を経営している方です。
やり取りもスムーズで既に保護猫カフェの方と状態を話しておりTEL番号も預けてあるので連絡が行くとの事でした。
やる事がとにかく早く一縷の希望が見えてきたと思った直後、保護猫カフェの方からTELが鳴りました。
状態を話すと、それは即時性が求められるので、今夜カフェに来て、強制的な給餌が必要だからやり方及び野良猫を保護したときの扱い方を教える。とお話しもらったので二人で向かいました。

ここから車で約20分で到着。
閑静な場所に海外風のおしゃれなウッドデッキ調の店内そしてどれを見ても気配られた清潔感と可愛らしい色合い。素晴らしい。
中には知的な感じの女性経営者Iさんが居られ、ご挨拶を済ましました。
この時、私の心模様としては精一杯猫を助けておきながら自分一人では何もできないと知りながら周りの人に助けてもらい、すぐに専門の方と話すことのできる安堵感とその先の不安感の中間でした。

食事と水分補給ができない場合、強制給餌食のが必要ということなので、その方法を教わりました。
栄養価の高いウェットフードを網で漉し水で緩くして注射器で吸い取り、猫の口の脇から少しづつ流し込むやり方です。
薬も猫は自分からは絶対に飲まないのと抗生物質なので苦くいため、こちらも強制的な投薬が必要です。
夜中なので、フードも器具も買えない中なので有難くも一式頂けました。

更に明日、掛かりつけの先端医療動物病院に一緒にいってくださるとの事で本当に感謝致します。

帰ってから早速給餌に入りますが、到底教わっていたことと違い器用に出来ません。
まだ、警戒心が強く攻撃にあうのでゴム手袋をしてネットにくるみ、ケージの上に板と段ボールを敷いて仮設診察台。
人は中腰スタイルで二人で必死になだめながらでしたが、意外と注射器での力加減が難しく一気に出たり出すのに力が弱いと出なかったりとコツを掴むまでには至らず、猫ちゃんの口周り、お腹周りを汚しまくりで終わりました。
でも、お腹ペコペコらしくゴクゴク飲んでくれて命が助かっけど足が動かなく不自由な思いの中で本当に言葉に出来ない思いです。

強制給餌中↑

拭かれるのが実に気持ち良さそう↑

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