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ベラルーシ生活#143 最近の出来事(VISA更新編)

こんにちは。
10月に入りベラルーシの気温は一気に下がり朝晩は0度近くとても肌寒くなってきました。
日中も10度前後で風が吹くと寒く、いよいよ冬に入ろうとしています。

さて今回は先日VISAの更新をしてきたんですが、そこでの出来事を書きたいと思います。

私の認識ではビザの期限が切れるのが10月末だと思っていたんですが、パスポートを見るとなんと10月10日でビザが切れることが判明しました。(それに気付いたのが9日の夜)
急いで次の日の朝必要な書類を関係各所に連絡して揃えました。ビザの問題はなにかといつも一発で行かない事が多いんですが、なぜか今回は一発で大丈夫な気がしてました。

昼過ぎに全ての書類が揃い、いざ移民局へ。
ここからの出来事が非常に面白かった。

その日の移民局は17時まで。
こっちの役所というのは融通が効かない。
17時を過ぎたら相手してもらえない。


私が到着したのは14時半。

整理券を受け取り、椅子に座る。私の順番まで7人。
この段階ではあと2時間半もあるし余裕だと思っていた。

私の前の7人は中国人だ。

彼らは恐らく留学生だろう。

1人1人の時間が長い。段々と時間が過ぎていく。

1時間が経ち、進んだのは3人ほど。

まだ大丈夫。あと1時間半ある。

携帯を見ながら時間を潰す。

残り1時間、、
30分、、

どんどん時間が過ぎていく。

私は職員に確認した。
「17時になったら整理券を持っていても申請できないのか?」


すると職員は
「はい、17時で私達の仕事は終わりです。明日以降またきてください」

私のビザの期限は今日まで、明日なんて余裕はない。

その場にいる中国人達は我先にと窓口へ押しかける。

私の順番まであと2人。

残り5分程だ。

私の後ろにも何人かの中国人が居た。彼らは順番などお構いなし、窓口へ押し掛ける。

私は少し離れた所からタイミングを見計らっている。

職員の人達は何度も押しかけてくる中国人に対してすごくイライラしているのが読み取れる。

私の一個前の人は諦めて帰った。

そして16時59分になった。私はここだ!だと思い窓口へ向かった。

一言目「私は日本人です。大変申し訳ありませんが、私のビザの期限は今日までです。書類は全て揃っています。どうか申請を受理して頂けないでしょうか?」私はこう伝えた。

更に私は「ここで2時間半も待った。私の順番が来るのをずっと待っていました。」

当たり前だが、もちろんロシア語で伝えている。

当然現れた私に周りの中国人は唖然としている。

なぜなら彼らはロシア語を喋れないから。携帯の翻訳機を使って職員と会話していたそうだ。

職員の方は私が流暢にロシア語を話すので聞く耳を持ってくれた。改めて事情を説明する。

すると中へ通してくれた。

するとそこで職員の方が
「日本人だったのね、中国人は順番を守らないしロシア語が通じないから大変なのよ」と愚痴をもらす。

私はすかさずロシア語で
「大変ですよね、状況は理解してます。時間を過ぎているのに私の申請を受理してくれてありがとう」
しっかりフォローを入れる。

すると職員の方は少し笑顔になる。

そしたらあとはこっちのものだ。

たわいもない会話をし、着々と手続きが進んでいく。

10分ほど書類の確認をし無事に受理された。

その際中国人は何度も部屋を訪ねてく来て、外に出ろ!と言う職員とのやりとりが3.4回続いた。

彼らの執念とメンタルの強さは見習う所だ。

部屋に中国人の方に中国語で話しかけられるがしっかりロシア語で私は中国人ではないと伝える。

そうして無事に申請が終わったのである。

今回
我ながら完璧なタイミングでの窓口へ突入。
そしてロシア語でのコミニュケーション。
周りの状況把握。

やはり人間同士は言葉でのコミニュケーションが必須だ。翻訳機を通じて会話するよりも直接話せた方が相手からの印象が良いに決まってる。

改めてロシア語をしっかり勉強し使いこなせるようになって良かったと実感した。

また日々勉強しながらロシア語を使う場面が多いので吸収と伸びが早いと実感している。

それが勉強を続けられるモチベーションになっているのかもしれない。


そんな少し気持ち良くなったVISA申請の出来事でした。

ではまた👋

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