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オリンピック直前のパリ市内、1日でどれだけ回れるか?【トランジット・前編】

こんにちは。パリ五輪、連日盛り上がっていますね。昨日の男子バレーは心が震えました。すっかり大ファンです…!

さて、パリオリンピック直前の2024年GW、スペインへのトランジットでパリに訪れました。

初めてのパリ、初めてのフランス。パリには1泊しましたが、翌日は朝食後すぐに空港に戻らなければいけません。実質、観光に使えるのは到着日の1日のみ。

開会式でビームを出していたエッフェル塔

初めてのパリを効率良く回るためのポイントやタイムスケジュールなど、自分の足を使って分かった体験談をシェアできればと思います。
ぜひ、旅行の参考になればうれしいです!

▼結論:1日で回れた観光地は?

・巡れたのは12時間で9箇所

まず結論ですが、朝8時から夜20時までの12時間で以下の観光地を巡ることができました!

  • オペラガルニエ(外から)

  • 凱旋門(外から)

  • シャンゼリゼ通り

  • エッフェル塔(外から)

  • ノートルダム大聖堂(外から)

  • サント・シャペル(入場)

  • オルセー美術館(入場)

  • オランジュリー美術館(入場)

  • ギャラリーラファイエット

オルセー美術館で最も見たかった絵の1つ

・日本での事前予約はした?

計画を立てる際に気を付けたのは、予定を詰めすぎないこと。例えば「午前に美術館予約をしたのに、飛行機が遅延した!」なんてことがあればいきなり気持ちが凹んでしまうので、午前中はフリータイムに。

1番行きたかった「ゴッホやゴーギャンの絵があるオルセー美術館」をはじめ、「ステンドグラスが有名なサント・シャペル」「モネの睡蓮があるオランジュリー美術館」は午後に回し、すべて日本にいる間に公式HPから予約をしていきました。

また、モンマルトルの丘やヴェルサイユ宮殿など移動距離がかかるところは諦め。ルーヴル美術館は、帰りのトランジット時に託しました。

▼午前中はフリータイム

5:40 フランスの空港に到着

今回利用したのはエールフランスの直行便。仕事を終え、羽田空港に向かいます。21:50に羽田を出発し、早朝にシャルル・ド・ゴール国際空港に到着しました。
トイレに行く際など気を遣わず過ごせるよう、後方の2人座席を予約しました。数千円のプラスでかなり快適になるのでオススメです。

8:00 オペラ・ガルニエに到着

電車は治安が悪いと聞き、空港からロワシーバスに乗りパリ中心部へ。電車のほうが早いそうですが、バスも座っているだけなのでかなり楽です。
バスはオペラ・ガルニエ(オペラ座)に到着します。途中窓の外を眺めていると、中心部に入った途端「ザ・パリ」な雰囲気になりテンションがあがります。
ちょうど雨があがったよう。道にある水たまりが、どこまでもイメージ通りのパリに仕上げてくれます。

オペラ・ガルニエ(左)
人通りが少ないパリの朝を満喫!

8:10 ホテルに到着

オペラ・ガルニエから徒歩5分ほどで予約した「パリ・マリオット・オペラ・アンバサダーホテル」に到着。
普段、トランジット観光の際は本当に寝るだけの安いホテルをとることが多いのですが、久しぶりの長距離フライトで疲れていると考え、系列ホテルにしました。そして何より効率的に回ろうと思ったとき、立地が抜群!

8:30 ホテルラウンジで朝食

当然チェックインはまだ出来ません。「よし、このまま市内観光だ!」と気合を入れたところ、ホテルから「部屋はまだだけど、ラウンジで朝食を食べて行ったら?」と提案が。
旅行好きの我が家はマリオットボンヴォイのメンバーなので、チェックイン後はラウンジを使えるのですが、さすがにこんな朝から対応してくれると思わず、大感謝です。
そして窓から見える景色があまりにも美しく、このままここでゆっくりしたい気分に襲われましたが、気を引き締めます。

クロワッサンとパンオショコラ。窓からはエッフェル塔が!

そして歩いて、METRO(地下鉄)の駅に向かいます。

再びオペラ・ガルニエを通過
あまりにも可愛いMETRO入口

9:30 エトワール凱旋門に到着

凱旋門へはMETROで数駅。地下道を歩いて地上に出た瞬間、凱旋門があらわれます。第一印象は「想像よりはるかに大きい!」。近くに高い建物がなく、ひらけた場所にそびえたつ凱旋門の存在感はすさまじいです。
正直そんなに期待していなかったのですが、大感動。百聞は一見にしかずですね。

空にむかってそびえたつ凱旋門
内部の彫刻も細かく圧巻

エトワール凱旋門は登ることができますが、今回は時間がないので下から見るのみ。日本にいるときは、「登る必要ある?(下から見たほうが良くない?)」と思っていたのですが、この高さなら登るのもアリだなと思いました。

9:55 シャンゼリゼ大通りを散歩

凱旋門からは道路が放射線状に伸びています。そのうちの一つ、最も有名なシャンゼリゼ通りを歩きます。あの歌を歌いながら…(笑)
途中、リュックを背負っていた夫に向かってあからさまなスリが寄ってきました(リュックには着替やエコバックなど盗まれてもいいものしか入っていません)。しっかり目を合わせて「見ているよー」とアピール。

なんでもないのにかっこいい
シャンゼリゼ通りの横断歩道からみた凱旋門
ルイヴィトンで写真をとる観光客

オープンカフェで朝食をとっている人もいて羨ましかったです。ピエールエルメなどのお店も、日本で見るよりテンションがあがります。

ピエールエルメの店の壁にうつる木もおしゃれ
フランスのものではないですが、今回の旅行を支えてくれたon(スニーカー)

またシャンゼリゼ通りで一番印象的だったのがこちらの写真。
店員さんが通路に並んで歌を熱唱&手拍子でお客さんを迎えていました。左手前のお姉さんがノリノリで歩いていたのですが、伝わると思います(笑)
個人的にフランス人はこういうノリを受け入れないという偏見を持っていたので(ごめんなさい)、楽しそうにしている姿に嬉しさを覚えました。

楽しい職場すぎる

10:25 エッフェル塔に到着

さて、途中で地下鉄に乗り、エッフェル塔へ移動します。駅出ると、ひらけた視界にエッフェル塔が飛び込んできました!

路上では光るエッフェル塔の置物などが売られています。意外と安くて、買ってもいいかも?!ともなりましたが、ちょっと財布を出すのが怖い雰囲気ではありました。歩いて近くに向かいます。

手前の落書きとのコントラストが、フランスを感じてよい
渡っている最中、これセーヌ川じゃない!?って気づいた

そして、エッフェル塔の下に到着。うわ~!繊細!
出発前に友人から「レースみたいらしいから見てきて」といわれたのですが、本当に細かい。ただの鉄塔だと思っていたので、驚きました。

こんなかわいいなんて知らなかった
緑がかわいいんだよな~

いつもなのか、オリンピック前だからなのか不明ですが、芝生が養生されており、目の前の公園の真ん中部分には入れませんでした。
時間がないので&満足したので、敷地には入らずエッフェル塔の観光は完了。

芝生にはいれず

11:20 シテ島に到着

来た道を戻り、電車でシテ島に移動します。「島」とありますが、セーヌ川の中州のこと。美術館近くのパリ中心部に位置し「パリ発祥の地」と言われているようです。(住んでいた民族の名前がパリの由来となったとか、ここを中心にパリの街が広がっていったとか…)

シテ島には、オリンピック開会式にてマリーアントワネットの演出で物議を醸した「コンシェルジュリー(マリーアントワネットが投獄され、最期を過ごした牢獄)」もあります。今回は行っていません。

11:30 ノートルダム大聖堂に到着

12:00に予約したサント・シャペルまでまだ時間があるので、シテ島内にあるノートルダム大聖堂へ。火災後の修復中と聞いていたのですが、思ったよりもしっかりと姿を見ることができました。
真ん中の丸い部分のステンドグラスなど、中からみると綺麗なんだろうな…と思いました。今年12月には一般公開が再開される予定だそう。

下のほうは工事の壁で囲われている

午後のレポートは後半編で…

思ったより長くなってしまったので、午後の部は後半編でお伝えできればと思います。午前は事前予約ゼロで自由に回りましたが、せっかちな私はさくさく見ることができてちょうどよかったです。

▼おまけ:旅行前に読んでほしい小説

今回の旅の最終目的地はスペイン。2024年現在、日本↔︎スペイン間を結ぶ直行便はないため、北欧やヨーロッパなどで乗り換えが必要になります。調べた際、最安値はポーランド経由でした。
ただ、どうせならトランジットでも観光の時間がある程度取れること。そして何よりちょうど読んでいた原田マハさんのアートミステリ小説「リボルバー」が面白すぎて、「小説のモデルとなったゴッホとゴーギャンの絵をどうしても生で見てみたい!」とパリ経由にしました。

そのほかにも「美しい愚かものたちのタブロー」「常設展示室」など、原田マハさんの小説を短期間で一気に読みましたが、「美しい愚かものたちのタブロー」での描写を思い出して「ここだーーー!!!」と思ったり、旅行が倍楽しくなったのでおすすめです!


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