【死者の日メイク!】メキシコ🇲🇽オアハカ2023最新旅行記【中編】
こんにちは。
オアハカ死者の日の旅行記、中編です!
前編では、死者の日の基本情報やオアハカの街の雰囲気などをご紹介しました。
中編では、カトリーナメイクやパレードに参加した話など、よりディープな体験談をお届けします。
4.まずはカトリーナメイクに挑戦!
▼カトリーナメイクとは?
死者の日といえば、ガイコツのようなメイク。映画「リメンバー・ミー」でも、ミゲルがこのガイコツメイクをすることで、死者の世界に馴染んでいましたね。
旅行直前に放送されたメキシコが舞台の「バチェラー4」でも参加者がカトリーナメイクをしている回がありました。さらにこの時期、渋谷でもメイク体験ができるイベントがあるとInstagramでみかけたので、日本でも有名になりつつあるように感じました。
1日目:様子見の半顔メイク
前編で紹介した「Catedral de Oaxaca(カテドラル)」や「Templo de Santo Domingo de Guzman(サント・ドミンゴ教会)」の周辺では、道端のあちこちにイスとテーブルが置かれ、路上カトリーナメイクが行われています。
メイクをしてくれる人はざっと50人…いや、もっといたような。お客さんは飛び込みで頼みます。滞在中2回カトリーナメイクをしましたが、誰にどうやって頼むかで仕上がりと「もち」が違います。
オアハカに着いたばかりでテンションぶち上げ!だった私は「とにかく早くメイクしたい」と近くにいたお姉さんのところに並びました。金額を忘れてしまったのですが、当時のレートで800円~2500円くらいだったと思います。
事前に検索していた画像を見せ、これのハーフで!と顔の半分を指差しながら、ジェスチャーでお願いをします。
ちなみに英語は全く通じません。夫がスペイン語を話せますが、少し離れたところで既にメイク中。夫はパンフレットからメイクを選び、同じく半顔メイクをしてもらっていました。
よって、スペイン語を話せない私はジェスチャー(かGoogle翻訳)。
ここでプチハプニングです。私が並んだお姉さんAには先約があったようで、お姉さんBが登場。お姉さんBのメイクは見ていなかったので、お姉さんAが終わるまで待たせてと言うか悩んだのですが、日本人モード全開な私は流れのままに…。
やはりお姉さんBは慣れていなかったようでどこか不安そう。お姉さんAに随時質問しながら「半顔だとこのラインストーンは使えないよ」「これは細か過ぎて無理だよ」などと伝えてくれ(ジェスチャーなので違うかもしれないけど)刷り合わせながら進めること約30分。
今日このあと半日をこの顔で過ごすことになるので、不安とワクワクの中、出来上がりがこちら!
おぉ~!いい感じ?いや、なんかピエロっぽい…?一方、パンフレットから選んだ夫のメイクは、かなりのクオリティ!
私のメイクも雰囲気を味わうには十分だと思うのですが、若干物足りなさを感じたため、このあと自分で線などを足しました(モカブラウンじゃなくて漆黒のアイライナー持ってくればよかったと思ったw)。
▼メイクの頼み方のコツは?
ということで、1日目のメイクで学んだことは2点。
・ベテランそうな人に頼む(待つ!)
・パンフレットから選ぶ(お店の定番パターンなのでクオリティ高く仕上げてくれる)
私が見せたWeb検索画像は、撮影用にプロが仕上げたメイクだったのかもしれません。それに似せて、とお願いするのはそもそも難しい要求だったかなと反省。
2日目:挑戦のフルメイク
2日目は、サント・ドミンゴ教会のほうまで行ってみました。
昨日のメイクが早々に落ちてきたので、夜のパレードの時までメイクがもつよう15時くらいに偵察を開始。
すると、かなり理想的なメイクで歩いている欧米人のお兄さんが!
「これだ!」と思い、お兄さんに「そのメイクがしたい。写真撮っていい?」とお願いし、どこでやってもらったかも教えてもらいました。
そのお店(路上)に行くと、同じようなメイクをしている人たちが。「これはお店の定番メイクだ!」と確信。お店の人に声をかけます。
「混んでいるからちょっと待つけどいい?」とのことでしたが、もちろんOK。今の所、昨日の反省点がいきています。椅子に座って並んでいると、まずは夫が呼ばれて白塗りスタート。
どうやらこの店は分業制のよう。白塗り部隊、目の周りや鼻などを塗る部隊、そして最後の仕上げを担当する部隊。
昨日は白塗りが予想より早めに落ちてしまいましたが、ここは白塗りが分厚い。さらにしっかりと乾くまできちんと放置されます。
白塗り放置は自分でも面白いです。視察にくる観光客たちと目があうたび、気まずい。子供たちは初めて見た白塗りのアジア人を不思議そうにじっと見つめます。怖くないよ、と微笑。
完成!大満足の結果に!
面白さを感じながら30分強。何度もやり直しを命ずる観光客を横目に、頼み方をマスターした私たちのメイクは完成です。
配色、細かな書き込み、全て理想的です!
水色ベースでお願いしましたが、カチューシャやピアスに合わせてか、オレンジやきらきらも入れてくれてコーディネートもばっちりです。
おまけ:パレード前に腹ごしらえ
気が済むまで自分たちの顔を撮影した後、市場で夜ご飯を食べました。選んだのは、お肉をその場で焼いてくれるスタイルのお店。
通りには似たお店が何軒もあり、煙が充満しています。並んでいるお肉の種類も完全に一緒なので、お店の差は正直わからず。なんとなく1番綺麗そうなお店にしました。
もちろん味は最高です。ライムをかけ、別注文したきゅうり・たまねぎ・トマトなどのさっぱりソースやアボガドと食べます。
唇のメイクは一瞬で落ちたので、派手なリップを持ち歩くことを推奨します。笑
オアハカは美食の町としても有名。滞在中に食べたグルメもまた別で紹介できればと思います!
5.オアハカの死者の日パレード
前編で紹介した「Catedral de Oaxaca(カテドラル)」の周辺では、様々なパレードが開催されています。この日は11月1日。(街にスケジュールがかかれたポスターが貼られています)。
▼参加型パレードに飛び込み
まず最初に行われていたのが、観光客も参加できるパレード。音楽隊などと一緒に街中を歩くだけですが、せっかくメイクもしていたので私たちも参加してみました。
それ、ハロウィンやない?という仮想した欧米人がたくさんいましたが、音楽隊やテキーラを配る人(公式に配られている)と一緒に歩くのは楽しかったです。
もはや「一般人によるパレードを一般人が見ている」図でしたが、この空気感に参加できたのはよかっったです。もちろん地元の人も参加しています(テキーラもって)。
▼まるで町内会の神輿?
メインはもちろん地元の人たちのパレード。
これが実に様々で、音楽隊メインのチームもあれば、民族衣装をまとった女性たちが踊りを披露するチームや、張りぼてのかかしのようなものを持って踊り歩くチーム、花火をまき散らすチームなど。
踊りや衣装、年齢層、飾り、どれもとても個性的です。
なんとなく私は、町内会の神輿やよさこい、阿波踊りを思い出しました。
動画で撮影してしまったので、静止画はぶれているものが多いですが、一部をご紹介します。
実にさまざま&活気が伝わったかと思います。こんなに盛り上がっているのに21時をすぎると一気に街から人が減り、また翌日の夜に盛り上がる。
あたり前ですが、バカ騒ぎではなく、伝統的なお祭りとして盛り上がっている感じがすごくよかったです。あと、翌日道に全然ゴミが落ちていなかった。
おまけ:気温は?
結論、夜は結構寒いです。昼間は長袖のワンピース1枚でいけましたが、夜はブルゾンを羽織っても寒い。途中で耐え切れず、裏起毛のどくろパーカーを買いました。超あったかかった…。
中編のおわりに
思ったより長くなってしまったので、中編はここまでにします。メイクの頼み方など、少しでも参考になれば嬉しいです。
お祭り全体が観光地化されているわけではないけど、観光客にも温かいように感じました。
さて、順番が前後するのですが、後編では、夜中3時半に街に放り出された地獄★墓巡りツアーの様子をお届けしようと思いますので、読んでいただけたら嬉しいです!
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