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生ける伝説、同郷のギタリスト堀尾和孝。きょうは彼の紹介です。

※※※といいながら、

いきなり、よそのサイトに誘導。ここで自己紹介をされています。動画だけならYouTubeで見られます、なんて書くと、徳島新聞の担当者に激怒されるんですが、まあいいや、書いちゃえ。デジタル版の音楽エッセイはもう少し詳しいのでよろしくです。ついでに愚僧のも読んでね。と言っている場合じゃございません。堀尾大先輩のお話です。

・・・というように、青春全開といった高校時代ですが、それから半世紀後の堀尾さんのアメイジング・グレイスを聴いてみてください。元はハードロックやフュージョンで活躍していたのですが、ストラトキャスターを放り出して、今はアコースティック1本。音大の先生をしながら、ライブ活動をやっています。


どうです。いいでしょう。

彼には秘密があります。というか、秘密ではございませんが、ミュージシャンとは違うもう一つの顔があります。ミュージシャンといえばミュージシャンなのですが、舞台は寄席、ギター漫談家なんです。

堀尾師匠、浅草は東洋館をホームにしております。武道館に憧れるミュージシャンは多いですが、東洋館の舞台はそれよりも大変です。ごっつい懐かしい言い方で言えば、三大ギタリストの一人、エリッククラプトンさんでさえ、せいぜいが武道館です。東洋館がどれだけ貴重か。

そんなとこ端から目指してないよ、というミュージシャンがほとんどでしょう。そんな人らは知らないのだと思います。やってみればよく分かる。私は文章を書くので実感があるのですが、文でも音楽でも、人を笑わせるのがもっとも難しい。笑われることはよくありますが、笑わせるのと笑われる、その違いはきっちり区別しておきましょう。

笑いと音楽はリスキーな関係なんです。テクニックも必要です。笑い専業のコミックバンドだって、確かな技術がなければ笑いものになるだけです。堀尾さんは笑いと音楽の、ぎりぎりのラインをただの一人で歩んでいるのです。並の音楽家にできる話ではございません。古里、徳島県は小松島が生んだ英雄・堀尾和孝を、チョークーともどもこれからもよろしくお願いします。よ・ろ・し・く、じゃじゃーん、って、何がジャジャーンやねん。合掌。



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