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初めての演奏会

初めての室内オーケストラの演奏会、私はトライアングルで参加しました。
モーツァルトの「後宮からの逃走」
先生が練習の時、いつもトライアングルとトルコシンバルが入ってくるんです、と誰かやってくれる人がいてほしいみたいでした。
ちょうど私の家に娘が幼いころの誕生日プレゼントのトライアングルがあって、これでよければ、と申し出たところ先生が是非これで、ということでトライアングルをやってみることになりました。

楽譜を見ると、ほぼ鳴らしっぱなし、ときおりお休みがあります。
チェロは私が一人抜けたため、チェロのパートを一部ファゴットがやってくれることになりました。
管楽器担当の方はみんな大ベテラン、とても頼もしいです。

当日、どんな順番で舞台にあがって、おじきはどうするのか、細かく説明を聞いたところ、演奏が終わった後の挨拶に最初にトライアングルから挨拶してもらうので、先生が合図を出したら一歩左に動いておじきをしてくださいと言われました。
それもちょっとプレッシャー。

わけがわからないうちに始まって、楽譜と指揮者(先生)をチラチラ見ながら間違えないように叩くだけで精一杯、あっという間に終わりました。
先生が合図を出してくれたので、言われたようにお辞儀をしてお役目を終えた気分になりました。

その日の夜には動画を送信してくれて見てみました。
ホールの音は違いますね。
私はもう少し前を見て叩くべきでした。
ずっと楽譜を見るため斜め下を見ていて姿勢が悪いです。
しかしトライアングルの金属音はけっこう聞こえるものですね。
音がちょっと安っぽい音に聴こえました。(700円だからかな?)
買い替えるからもう一回やらせてくれないかな、と思ったくらいでした。

アマチュアですが、みんな一生懸命練習して、先生も力を入れてご指導してくださって、この日を迎えることができました。
下手とか上手いとか関係ない。
みんなで音楽ができることを楽しむことが一番大事。
先生はじめ演奏会の手配、動画収録、ホールの係の方、観客その他すべてに感謝しかないです。
60歳最後の日にとても良い経験をさせていただきました。

家族はトライアングルか、幼稚園児でもできると言って見に来なかったのですが、4分音符2分音符トレモロ、フォルテピアノ、叩いてはいけないところ、指揮者もしっかり見てリズムを乱してはいけないなど、私には簡単ではなかったです。

集団行動、私はこれが昔から苦手で避けてきた傾向があり、部活も卓球とか美術部とか単独でやっていけるようなものを選んできました。
でも、みんなで力をあわせて作り上げるものも楽しいですね。
まわりの方がよい人たちで助けられているからですが。

今思っていることは、この小さなオーケストラに出会えてよかったなということ、さかのぼってチェロに出会えてよかった。
感謝の一日でした。

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