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産後うつに旦那がかかった?!男性にも起こり得るその原因とは?

産後うつというと女性の病気だと思われがちですが、実は男性にも起こりえます。

最近は「イクメン」という言葉に象徴されるように、男性も積極的に育児に関わろうと頑張っているからこそ、悩むお父さんが増えているのです。今回は「父親の産後うつ」についてまとめてみました。

1)どうして男性が産後うつになるの?

女性が産後うつを発症するきっかけでも触れましたが、女性の場合はホルモン分泌の変化が誘因です。そこにもともとあった完璧主義などの気質がかけ合わさって発症します。

男性の場合、生殖器の変化はありませんので、ホルモンの変化による影響は受けにくいのですが、逆に言うと大きな体の変化がない分、突然「親になる」という結果になります。

いくら大きなお腹の奥さんと一緒にいても、それは奥さんの体であり、自分のものではありません。お母さんは40週前後お腹の中に赤ちゃんを抱えて徐々にその生命の神秘に覚醒していきます。

一方で、お父さんは自分の手で抱いてようやく「あ、自分の子供なんだ」「子供の世話をしなきゃいけないんだ」と自覚することが多いのです。その急激な変化が大きな原因となるケースが多いようです。

2)じゃぁ生まれたらすぐに発症するの?

これは女性同様、ケースバイケースです。私のパートナーも産後まもなく「パタニティブルース」になりました。産前からお腹に話しかけたり、父親になるための本を読んだり、ずっと頑張ってくれていました。

だからこそ、息子が産まれて、慣れない育児・動けない私に代わっての家事でいっぱいいっぱいになり、保健師さんと話してる最中、突然泣き出したことがありました。

我が家の場合は、仕事復帰とともになくなりました。それは「子供から離れる時間」が確保されたからです。お母さんはもちろんですが、お父さんにもそういう時間は大事なんですね。

場合によっては、奥さんがお母さんになってしまったことに衝撃を受けて、受け入れられずにうつに発展したり、一生懸命育児に参加しようとしてるのに、なぜか子供が泣き続けたりすることで発症するケースもあります。

3)対応策はあるの?

産後うつの診断基準の一つでもあるエジンバラ産後うつ質問票を旦那さんにも行ってみて、もし旦那さんが高得点を取っている場合は要注意です。

もしくは明らかに元気がない、食欲が落ちた、イライラし続けてる、眠れていないなど、うつと思われる症状が続いている場合は、受診を勧めてあげてください。

お父さんは授乳がない分、服薬治療はお母さんよりも進めやすいと思います。

それから子供とお父さんが関わっているときに「ダメだし」をしないことです。一生懸命頑張ってるのにダメ出しをされると余計に落ち込んでうつを誘発しやすくなります。

子供と接することで男性もセロトニンという脳内ホルモンが分泌され、それが幸せを実感させるので、例えば子供が泣いてしまっても「お父さんが遊んでくれて興奮しすぎたんだね」と言ってあげましょう。

お父さんと子供の接点をなるべく保てばイクメン教育にもつながると思って、大目に見てあげる寛大さをもってあげてください。もちろんお母さんも大変なのでお互いそこをいたわれるといいですね。

まとめ

一見女性だけだと思われる産後うつ、アメリカでは10人に一人の割合で男性も発症するともいわれています。「お父さん」になるプレッシャーは相当なものであることをお母さんも理解して、うつかもと思ったら、早めに手を打ちましょう。

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